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カテゴリ:言語・文化・コミュニケーション
言葉はコミュニケーション(意思疎通)の手段だが、
コミュニケーションの手段は言葉だけではない。 言葉以外に、 表情、ジェスチャー、仕草、動作といった 非言語的な(=ノン・バーバル)コミュニケーション手段もある。 特に動物相手の場合には、口から発する言葉が人間と異なっているので、 この非言語的なコミュニケーションが重要となる。 私は小さな頃から、この非言語的なコミュニケーションが得意だった。 「鳴き声のトーンや表情や動作」で、 同じ哺乳類の猫や犬が何を言いたいのか、何となくわかった。 もっとも、鳥類になると種族が違いすぎて、理解するのはかなり難しかった。 (爬虫類・両生類・魚類は、全く駄目だった。) おそらく人間は自分と近い種族なら、 この非言語的コミュニケーションが、「人間と似ている」 ので、 その行動や発想を理解しやすい。 その「動物の特性」や「状況」も理解すれば、更に理解が深まる。 犬は散歩が好きだそうだが、犬を飼っている人で、 犬が散歩に連れて行ってもらえると思って、嬉しそうに自分の周りを飛び跳ねているのを 「犬がしょげ返っている」と思う人はいないだろう。 同じく、人間相手の場合でも、 相手の「言葉や声のトーンや表情や動作」だけではなく、 更に「文化や背景や状況」などを理解して初めて、 相手から発せられる言葉を深く理解できるのだろう。 深く解釈できるのだろう。 言葉も同様に、単に辞書を引けばわかるという類のものではないと思う。 翻訳だろうと、通訳だろうと、日常のコミュニケーションだろうと、 相手の背景を深く理解していた方が、相手の言葉を深く理解できる。 話し手や書き手が何を言いたいのかを理解できる。 コミュニケーションの方法は言葉だけではない。 コミュニケーションは包括的である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.07.12 17:58:55
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