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カテゴリ:言語・文化・コミュニケーション
ロンドンの下町ではコックニー英語(Cockney)を話すと言われている。
そういえば、昔ロンドンに行った時、切手を買おうとして、 郵便局の職員の人とこんな会話をしたっけ・・・ 何せ映画「マイ・フェア・レディ」のコックニー英語の箇所を速攻で理解できずに、 四苦八苦した私である。 「え・・この発音、何?」と考えているうちに、既に話が先に進んでいるのだ・・・(涙!) コックニー英語での会話に自信があるわけがない。 ローレンス・オリビエがハムレットを演じる映画「ハムレット」(墓堀りの場面は除く)や、 ジェレミー・ブレットがシャーロック・ホームズを演じる「TV番組(グラナダ放送制作版) シャーロック・ホームズ」の英語は速攻で理解できたのに・・・ 映画ハムレットの英語は、シェークスピアの中世英語(正確にはEarly Modern English) (you, your, you, yoursではなく、 thou, thy(子音の前)/thine(母音の前), thee, thineなどを使っている)、 TV番組「シャーロック・ホームズ」の英語は、おそらく標準的な現代イギリス英語である。 つまり、これらは日本人が学校その他で学んでいる「正当」と言われる英語である。 ちなみに、コックニー英語では、eightはエイトではなく、アイトと発音する。 以下、郵便局での会話: 私、 「切手8枚(エイト・スタンプス=eight stamps)ください」と言う。 郵便局の職員さん、私の顔を見ながら、確認するように 「アイト?」と言う。 私、郵便局の職員さんの顔を見ながら、確認するように、 「ええ、エイト」と言う。 郵便局の職員さん、 「・・・アイトですね?」 私、 「・・・ええ、エイトです」 郵便局の職員さん、 「はい、どうぞ、アイト・スタンプスです」 私、 「・・・ありがとう・・・」 この話を昔イギリスに数年間住んだことがある日本人女性にしてみた。 彼女曰く、 「あ・・・私も、ロンドンの下町でコックニー英語の人としばらく話したら、 まじまじと顔を見られて、感心したように言われたわよ・・・」 『君の英語の発音、僕よりいいね・・・・』 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.08.23 12:21:30
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