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Pussy Cat Sophie (子猫ソフィの猫物語)その他

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2011.04.23
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以下の1980年代の欧州の3曲を通して聴くと、今の地球の状況を予言するような1つの
話になって興味深い。当時の欧州の風潮がうかがいしれる。

1. 99 Luftballons/by NENA(99 ルフトバロンズ/歌:ニーナ)
  ドイツ(当時西ドイツ)、ドイツ語(英語版あり)。

当時ドイツでは、核爆弾や原発に批判的な「緑の党」が台頭していて、ドイツの若者の支持を得ていた。今回、真っ先にドイツが原発を全面禁止にしたのも、おそらくはこの下地があるからではないだろうか。当時の子供や若者が、今30代後半から50代になっている。

ドイツのグループ「ニーナ」の「99(ノイン・ウント・ノインツィッヒ)ルフトバロンズ」は、核戦争などを危惧して、平和を願いながら、空に99個の風船を飛ばす歌。

「Hast du etwas Zeit f?r mich?(ハスト・ドゥ・エトヴァス・ツァイト・フュア・ミッヒ?)=Do you have time for me?=ねぇ、ちょっと時間ある?私の話(歌)を聞いてくれる?」という出だしで始まる。


2. Final Countdown/by Europe(ファイナル・カウントダウン/歌:ヨーロッパ)
  スウェーデン。英語。

次に、スウェーデンのヨーロッパというグループが歌った「ファイナル・カウントダウン」。
これは(核戦争か何かが原因で地球に住めなくなり)、宇宙船で地球を脱出する時の最終カウントダウン。つまり、宇宙船が発射する時、地球を去る時の最後の秒読みの歌。


3. Planet Earth/by Duran Duran(プラネット・アース/歌:デュラン・デュラン)
  英国。英語。(おそらくは核戦争や原発事故といった人災で滅んだ地球の外から)、
  生命が滅亡した地球を眺める歌。

「There is no sign of life. This is Planet Earth…」
(命のかけらも見当たらない。これが惑星地球なんだ・・・)という歌詞が印象深い。


もし人間が地球を核戦争や原子力で汚染してしまって、宇宙船で地球の外に逃げられるのなら、きっと逃げるだろう。その時に地球の他の生物はどうするんだろうか。ほとんど置いていかざるを得ないはずだ。現代版「ノアの方舟」で運べるのは、ごくわずかの命。

人間は、自分たちが地球を破壊しておきながら、多分、人間だけが逃げる。でももしそうなったら、死ぬべきは、何の罪もない他の生物ではなく、本当は地球を破壊した人間なのだ。

だが、おそらく逃げられるのは、高度な科学力と豊かな財産を持つ超富裕層のうちのごく一部の人間だけ。ほとんどの人間は地球に置き去りにされ、地球と運命を共にするだろう。他の生物だけではなく、ほとんどの人間にとっても、地球全体が汚染されたら、もう逃げ場はないのだ。

「この規模の津波による原発事故は想定外」というが、原発や原子力のプロでありながら、読みを間違えて「想定外を想定した」人間の罪は大きい。「想定外を想定した人間」は、福島県、日本、そして全世界の人間や生物に対して、「業務上過失致死」以上の罪を負っている。

先日、福島県から遠く離れた高知県にも、一時ごく微量だがセシウムが飛来した。福島から気流に乗り、地球を一周して高知に飛来した可能性もあるとのこと。スウェーデンのヘラジカには、未だにウクライナ(旧ソ連邦)のチェルノブイリ原発事故(1986年)の放射能の影響が見られるそうだ。

自然の力は凄まじい。時には愚かでちっぽけな人間が考えつかないことをやってのける。

昔、私は千葉の海岸で流砂に巻き込まれて、わずか30cmの浅瀬でありながら、ぐんぐん沖に運ばれた。あの時、本当に自然は恐ろしいと思った。「生命の源」である美しい青い海、そして「母なる地球」は、自らが生み出した生命に対して、時には全く情け容赦しないのだと身をもって知った。生も死も、自然の一部なのだ。

そんな強大な自然に対して、愚かな判断力とエゴとちっぽけな科学力で対抗する人間。

「人間だから間違いはある」と人は言う。確かに。だが、全知全能ではない人間がその産業発展のために、地球上の全生物を危険にさらす権利はない。

原発を全面的に廃止して、地球に優しいバイオマス・エネルギー、つまりトウモロコシなどから作り出すエネルギーに全面的に切り替えるべきだ。研究を重ねれば、米からも作れるのではないか。「原子力という選択肢がない」と思えば、おそらく産業を発展させたい人間、電力で快適に暮らしたいエゴイスティックな人間は、死にもの狂いで代替エネルギーを考案するだろう。「(エゴと)必要は発明の母」なのだ。

ところで、もし地球が放射能で汚染されたら、どうなるのだろうか。その元凶である人間が滅びるのは当然としても、地球はどうなるのだろうか。宮崎駿監督のアニメ映画「ナウシカ」のように、地球で生き残った植物があれば、その植物が数万年かけて土壌を癒すのだろうか。

今そんなことを考えながら、上記の3曲を聞いている。
皆様も是非、下記のYouTubeのサイトでお聴き下さい。

1.99 Luftballons/NENA(99 ルフトバロンズ/ニーナ)

2.Final Countdown/EUROPE(ファイナル・カウントダウン/ヨーロッパ)

3.Planet Earth/Duran Duran(プラネット・アース/デュラン・デュラン)





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Last updated  2011.04.27 23:57:34
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