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Pussy Cat Sophie (子猫ソフィの猫物語)その他

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2015.01.09
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「ウォーターシップダウンのうさぎたち」や「バンビ」など、英国や米国の子供向け物語って、自然界の弱肉強食や人間のエゴ優先といった真実を伝えてるなぁ・・・と時々思う。バンビでは、蛇に噛まれた人間を救うために鹿の肝が必要だからと母鹿は殺され、母鹿を殺した人間に育てられた小鹿(これも人間同士であれば、これはかなり残酷な仕打ち)のバンビも、成長して人間の作物を荒らすようになったからと最後には殺される。最初から最後まで人間優先主義を見せつける物語なのだ。これが自然なのだ、人間なのだと思い知らされる。

それに対して日本はどうか。

同じ高知出身だから悪く言いたくはないが、やなせ・たかし作詞の「手のひらを太陽に」というの曲、みんな生きているのはわかるが・・・仏教の宗教観で命は皆平等なのはわかるが・・・最後が何とも甘い。「手のひらを太陽にすかしてみれば、真っ赤に流れる僕の血潮。オケラだって、もぐらだって、アメンボだって、みんなみんな生きているんだ、友達なんだ~♫」友達だと思っているのは、霊長類のトップに君臨する人間だけで、オケラももぐらもアメンボも、生きているものは、ほとんどの場合、他の生物を友達とは思っていない。そう思って何かが自分に近づくのを許したが最期、とって食われるからだ。

命は平等でも、生物間は友人ではない。だからこそ、異なる生物が仲良くするビデオがもてはやされる。普通ならありえないことだから。

ある養蜂場が数年前に一般の子供から募集したカレンダーも同じ。ある小学生が書いた「ミツバチがクモの巣に捕らわれている絵とセリフ」が選ばれていた。そのセリフとは・・・「ミツバチさんを食べちゃだめ!」

でも・・・クモに捉えた獲物を食べるなというのなら、クモは何を食べたらよいのだ?この子が、世界中の数え切れないクモに生き餌の代わりとして人工的な栄養物を与えることができるのか。できるわけがない。

この子は何も考えず、「みんな仲良くしましょう」「みんな平等です」という人間界の倫理観を、弱肉強食の別世界で必死に生きているクモにまで当てはめたのだった。もし本当にクモが巣にかかった生き餌を食べなければ、クモは餓死してしまうのに。人から教えられたまま、それを盲目的に全てに当てはめる子。自分で深く考えることをせず、周りがほめてくれそうな「良いこと」を言って、得意満面でいい子ぶりっ子する子。

いくら養蜂場とは言え、何も考えず、ある意味では「クモに餓死を勧めている」(笑)絵を選んだ大人も馬鹿である。昔「ウォーターシップダウンのうさぎ達」のDVDを見た直後にこのカレンダーを目にした私は、正直かなりうんざりした。現実認識のあまりの落差に、こんな子供やこんな大人が登場する日本は現実から目をそらして、いい子ぶりっ子してるだけじゃないだろうかという気がしてきた。いい子ぶりっ子していれば、自分が悪いという発想がないので、気持ちは楽だが、個人的には、自然の厳しさや人間のエゴを見せつけてくる西洋の話の方が、自然や人間の本質や自分自身を自覚できるので、まだ好感がもてる・・・

*クックパッドに英国人ジョナサンさんが教えてくださったシェパード・パイのレシピを掲載しました。ピーターラビットのお父さんウサギが捕まってこのパイにされたとか・・・でも、美味しいパイでした。興味ある方は、日本で入手しやすい牛肉でお試しあれ。まぁ、牛肉でもウサギ肉でも、生き物を殺して食べることに変わりはないんだけど・・・
シェパード・パイ





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Last updated  2015.02.01 21:39:39
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