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Pussy Cat Sophie (子猫ソフィの猫物語)その他

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2016.01.23
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中国本土の貧しい農村を描いた映画数本を見て、気づいたことがある。
どれも景色の色が暗いのだ。どんよりとした空、重く厳しい自然。
そんな中、原色の衣装で着飾った踊りが、村に登場するとぱっと華やぐ。
特に赤や黄色の派手な原色で元気を出しているという感じがする。

ある中国映画では、結婚式の場で、花嫁さんだけではなく、参加者全員が、
男性も女性も全身真っ赤な衣装を着てお祝いをしていた。
日本で結婚式の参加者全員が全身真っ赤な服を着るなんて、まず考えられない。

逆に日本の花嫁衣装の純白は、彼らの地方では、冷たくて厳しい冬の雪の色。
お腹を空かして凍える淋しい色。
白はお祝いの色ではないという中国本土人の人たちの気持ちが、
彼らの映画を観てわかる気がした。

そういえば、昔大学の寮にいた台湾人の女の子も、
白いチャイナ・シューズやチャイナ・ドレスは、
台湾ではお葬式の色だと言っていたが、それを実感した。
(日本でも、白装束は死装束だけどね・・・)

白やパステルカラーの穏やかな色が映えるのは、
暗く厳しい北国の地方ではなく、強烈な太陽光線がギラギラ照りつける熱帯地方でもなく、
穏やかな光に包まれる温暖な地方なのだ。

原色は、アジアの寒い北国の人々がお祝いの場で着るだけではない。
日差しが明るくて強い南国高知や沖縄、欧州の地中海では、普段着で着る。
なぜか。
明るい太陽のもとで、シックで渋い色をまとっても、
強烈な光に負けて、くすんでみすぼらしく見えるのだ。

なので、暗く厳しい自然のアジアの北国と、
強い光が照りつける南国では、明るい原色が好まれる。

でも、なぜ寒い北欧で白人系の人たちが原色を着ないのか。
多分、彼らは透き通った容姿なので、きつくて強烈な原色よりも、
穏やかで淡いパステルカラーや渋い色の方が、品良く似合うのだろう。

ヤレヤレ・・・自分に合った色や元気が出る色を着るには、
例えば、自分の勝負服を選ぶには、
周りの自然だけではなく、自分の色素も考えねばならないのだった・・・





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Last updated  2016.02.07 23:04:02
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