カテゴリ:健康で生きましょう
お元気ですか?関東地方はお彼岸が近ずくと共に朝夕の涼しさが増して、15日は殊更大きな満月が新宿のビルの谷間からくっきりと見応えがしました。ススキの穂も添えて夜空は都会の街の灯りにも負けない見事さです。
今年は三回目の大きな風邪を引いてしまいました。いまだ薬を手離せない日々の中でぜんそくのことを考えています。 ぜん息って空気の通り道である「気道」・・(のど、気管、気管支)が急にせまくなって、呼吸が苦しくなる「発作」を繰り返す病気です。ぜん息の方の気道は炎症が起こりやすくとても過敏なために、正常では影響しない程度の刺激にも反応し、発作が起こりやすいのです。 気道の炎症 アレルギーを引き起こす物質(アレルゲン)や、ウイルスなどの刺激により、ぜん息の方の気道は、発作がおさまっているときも慢性的に炎症を起こしていることが知られています。 炎症は、気道の粘膜の表面を刺激から守っている上皮細胞にも及び、上皮細胞がはがれ落ちます。そのために、少しの刺激に対しても過敏に反応してしまいます。 気道の狭窄 気道周辺の筋肉(平滑筋)が収縮し、気道が急にせまくなる(狭窄)ために発作が起こります。また、痰(粘液)や気道の腫れ(腫脹)も、狭窄の原因となります。発作がおさまると、気道の広さは元に戻りますが、気道の炎症は発作は発作前より進行した状態で残っています。 やがて、その炎症が次の発作を招き、その発作がさらに炎症を悪化させるという悪循環になります。悪化が進むと、気道は元の広さに戻ることが出来なくなるのです。 ぜん息を起こす原因は? 気道を刺激する原因としては、ダニ・ほこり・ペットの毛・フケ・お酒・たばこ・お香の煙・大気汚染・運動・カゼ・過労・ストレス・気候などです。 成人のぜん息は、小児ぜん息の継続や再発もありますが、約6割は成人してから突然発症したものです。 成人ぜん息のピークは40~60代です。アレルギー性が多い小児ぜん息に対し、成人ぜん息は感染やストレスなどが原因となる非アレルギー性多く、治療の必要がなくなるまで改善するのは全体の約10%に限られるのです。 (国立療養所中央研究報告書) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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