東電原発事故責任論
★☆ 東電福島原発事故の最大責任当事者は国にある ★☆ Fukushima nuclear plant accident most responsible parties is the Ministry of Economy, Trade and Industry.~ 一民間企業に責任を押し付ける経済産業省 ~ 最近では、福島の津波による原発事故の問題については、事故当初に比べれば、かなり落ち着きつつあるようですが、それでも、後から出るわ出るわ新事実のオンパレードです。 TVのニュースなどでは、東電の社長が原発事故による避難住民や関係地方自治体など各所をまわり、平身低頭で謝罪を繰り返していましたが、避難住民などからは厳しい罵声の集中砲火を浴びていた光景がとても印象的でした。避難住民の先々の不安でいっぱいな感情から発する強い非難の声は当然と言えば当然でしょう。津波による甚大な被害を受けた福島第一原子力発電所の事故は、人為的なミスによる事故というよりは、100年に一度の大天災から被害を受けた2次連鎖的な被災事故です。事故から2カ月後、ようやく菅総理が「国にも責任がある」と謝罪したニュース報道 『 首相会見 福島原発事故「責任は政府にもある」』(YOUTUBE)この写真をクリック! CLICK! さて、そんな当初のTVの報道を観ての感想ですが、REALISTは、これは、最初から『おかしい』と思いました。東電の社長だけが厳しい非難や罵声を浴びながら謝罪している光景ばかりを強調するメディアのTV報道・・・何故?あれほどまでに「サブリミナル手法」で何度も繰り返していたのか?・・・と言う疑問です。この「サブリミナル手法」というのは、人間の心理学的な効果を狙った日本のテレビ報道ニュースやワイドショーなどで頻繁に使われている手法です。『ウソも100回唱えれば真実になる』的なある種危険な手法だと思います。つまり、その真相がわからない人や予備知識のほとんどない人にそれを映像的に何度も繰り返し流すことで、それが、あたかも「唯一正しい、真実だ」と信じこませるという一種の催眠術的手法なのです。その効果を狙って商業的に利用しているのがTVの企業CMであるわけです。This model is the soldiers aboard the Germany army marderiii IIIM (anti-tank vehicle artillery) during World War II.第2次世界大戦中ドイツ軍のマーダーIIIM(対戦車自走砲)に搭乗している戦士たちです。1944年ごろのロシアの春の見渡す限りの広大な大平原にて、戦車長は双眼鏡を胸に提げて高い位置の砲塔上に立って敵軍の動向がないか敵情視察中のイメージです。表情は二人ともどことなく明るく、カメラマンを意識したポーズをとっているようです。 ☆ 最大責任当事者が経済産業省にある理由 ★ REALISTは、今回の100年に1度の大天災による偶発的2次連鎖的な被災事故を、最初から一民間企業の東電だけに責任を押し付けていた経済産業省の態度はおかしいと思っていました。なぜなら、・・・そもそも国の原子力政策に従って民間が動いており、その設計から安全基準や危機管理に至るまで経済産業省が細かい基準を作って厳格に規制しているものであり、民間はその基準に従っているに過ぎないわけで、その国の示す審査基準をパスしてようやく認可をパスすることができるのです。その関門を抜けて初めて原子力発電所の建設や運用が可能になるという仕組み自体を国が定めているからです。しかも、その後も経済産業省(原子力保安院)などの行政機関が常に立ち入り検査や行政的指導・監督や必要な定期監査などのチェックを継続しているのです。今回は、そういう国の関与を得たうえでの大地震と大津波による被災事故なのです。今回の震災では、国も東電も「想定外だった」という結果が起きてから、当初は、国(海江田経済産業大臣)は、一方的に「東電に責任がある」とメディアを通じて大々的に記者会見で発表していましたが、これは、国が責任を弱者の民間東電1社をスケープゴート的な生贄(いけにえ)にして国民からの厳しい批判を回避しようと画策していたとしか思えません。そこには、政府や国(経済産業省の官僚)のズルイ根性が丸出しだと感じました。自分たちは責任逃れで知らぬ顔して火の粉が来ないように必死の構えだったのです。この点を見抜けずに政府の言う「東電に絶対的な責任がある」というコメントの記事をただ載せるだけの今時のマスコミ人やメディア関係者の分析力のなさにはあきれるばかりで、情報不足でその様な原子力行政の仕組みを知らない国民はそれをそのまま信じるわけです。それでも、ようやくその間違いを気付いたのか・・事故から2カ月後に菅総理が「国にも責任がある」と記者会見の席で国の責任を認め謝罪するに至りましたが、REALISTから言わせれば、「国にも責任がある」ではなくて、「国に最大の責任がある」という表現が正しいと思います。(Thanks) !! ↓(ありがとう)^^)/~~ ♪どのページへのリンクもご自由にどうぞ。♪