最初のソロテント泊を涸沢カールで体験しました!
☆★ 遊んでいたテントが初めて活躍した上高地涸沢 ☆★ REALIST enjoyed the first tent night by KARASAWA Carl in Nagano Prefecture Kamikochi of the wish from September 15th, 2019 Until the 16th ! ~ 20kgの荷物、片道16km、累積標高差950m ~ 2019年9月14日(土)~16日(月)の快晴の仲秋の日、REALISTは、長野県松本市を訪れ、岐阜と長野県の県境に位置する穂高連峰のある上高地で念願だった「涸沢カール(標高2300m)」でのソロでのテント設営、宿泊を体験しました。 テントを購入して自宅の庭で組み立てただけで、いつかはテント泊を体験したいと思い、その最初の地を長野県から岐阜県に横たわる北アルプスの穂高連峰にある標高2300mの涸沢カールに決め、この連休の9月14日〜16日の間、単身、山口県からマイカーで2泊3日の旅に出かけてきました。長野県松本市までの片道の走行距離は約822km. 走行時間は約9時間半の予定が、途中の渋滞などがあり、11時間余りかかりました。9月15日.午前5時過ぎに、他の登山者と乗合でタクシーに乗り込み沢渡(さわんど)バスターミナルから上高地バスターミナルに向かいました。なにせ、初めて訪れた地なので、今回の目的は、今後のアルプス登山に向けた交通ルートなどの事前調査を兼ねた涸沢カールでのテント泊でした。 9月14日(土)午前5時半に自宅をマイカーで出発!松本ICからさらに30km以上走行し、ようやく沢渡バスターミナルに到着したのが、午後4時過ぎでした。上高地まではマイカー規制で進めないので、ここから翌朝にバスかタクシーで上高地に向かうことになります。この周辺にある駐車場はどこも登山者のマイカーで満車状態でしたが、運良くこのバスターミナルの直下にある駐車場がわずか3台分空いていたので駐車し、朝まで車中泊で早めに就寝しました。私の車はプリウスで燃費が良いのでここに到着するまで燃料ゲージが半分になる前に2度ばかり給油しましたが、片道3000円程度でした。中国自動車道の山口ICから長野自動車道の松本ICまで822kmで、通常高速料金17000円のところ、ETC、休日、深夜割引で11660円で済みました。 沢渡バスターミナルの大きく清潔で立派なトイレです。通常は夜間使用できないようですが、連休中の車中泊の登山者のために、今回は特別に夜間も開放されていました。 上高地の標高1500mから涸沢の標高2300mまでの山道では、歩行距離約16km.累積標高差950m.歩行時間はコースタイムの6時間10分を予定していましたが、テント泊のための装備も含めた約20kgの重量は、予想よりも重く次第に肩や腰にズシリとかかり、後半部分の急な坂道で何度も立ち止まり、予定を1時間もオーバーしてしまい、涸沢カールに到着したのが、午後3時半でした。 行きは、スタート・ゴールの「上高地バスターミナル」 → 河童橋 → 明神館 → 徳沢園 → 横尾 → 本谷橋 → 目的地のテント場「涸沢」 で、帰りも同じコースをピストンしました。 午前6時ごろ、早朝の上高地バスターミナルの風景です。ここを発つ前に、ここで登山計画書を作成して提出しました。 9月15日上高地バスターミナルから、間も無く到着した河童橋の様子です。ここら付近までは、もっとも多くの一般観光客が訪れるそうです。 河童橋から次のポイントの明神館に向かう途中に見かけた川沿いの風景です。青空が出てきてホッとする瞬間です。 上高地バスターミナルから、ほぼ1時間後の午前7時過ぎに明神館に到着した様子です。ここで、重いリュックを降ろして一息つきました。 明神館から次のポイントの徳沢園に向かう途中に見かけた穂高連峰の山々の様子です。素晴らしい景観が迫ってきました。肩と腰に食い込む重みを感じ始めた頃でしたが、この風景で元気が出ました。 明神館から約一時間10分後の午前8時10分に到着した徳沢園の様子です。ここでも荷を降ろして休憩しました。ここのソフトクリームが有名で美味しいらしいのですが、食べたい気分ではなく、下山時に立ち寄った時に食べることにしました。 徳沢園にあるテント場です。ここでもテント泊ができます。かなりのテントがありました。 徳沢園から次のポイントである横尾を目指す途中の道すがらの風景です。ゆるい登り坂が続きました。 横尾に向かう途中で見かけた山風景です。 横尾付近にもこんなテント場があります。 徳沢園から1時間20分後の午前9時半に横尾に到着しました。やれやれと少し休憩しました。まだまだ道のりは遠いなあと思いながら、水分補給と行動食を取りました。 横尾から次のポイントの本谷橋に向かうためには、この横尾大橋を渡って進まなければをなりません。この辺りから、いよいよ登り坂の傾斜が次第に急になっていきます。 横尾大橋から本谷橋に向かう途中で見かけた眼前の風景です。 徳沢園から2時間余りかかり、午前11時半過ぎにようやく本谷橋に到着しましたが、かなりの疲労があり、橋のたもとでしばし休憩しました。 この橋は、歩くたびに左右に大きく揺れるので、少し怖かったです。いよいよ最終ポイントの涸沢に進みます。ここから、じわりじわりと急登が続きます。肩が痛い! これは、今回のテント泊で使用したカリマー(karimmor)の容量70リットルの大型ザックです。テント装備やシュラフ、マット、レインウェア、防水ザックカバー、燃料、ガスコン炉を含めたキッチン用具、調理用食材、非常食・行動食、飲料水4リットル、山地図・コンパス、カメラ、ヘッドライト、帽子・サングラス・手袋・タオル・靴下を含めた着替え、防寒衣、ストック、レスキューシート、洗面用具、日焼け止め、ファーストエイドキット、登山用スパッツ、トイレットペーパー、ゴミ回収用などのビニール袋等々、総重量20kgにもなりました。今回のテント泊では、まだまだ、軽量化のための工夫に関しては、まだまだ検討する余地が十分にあることを痛感させられた貴重な体験となりました。 もうすぐ涸沢カール!登りの傾斜がきつくなりました。 歩いても歩いてもまだまだ涸沢は見えません。 周囲の景色が雄大なので、苦しさも吹き飛びます。涸沢カールはまだまだ! まだまだ着かない!肩にズシリとかかる重さを感じながらひたすら登りました。 長い!いつまでこの岩の坂は続くのだろう?あと少しで涸沢カール!この付近で二人の山ガールに声をかけていただきました。「あと少しなので一緒に登りましょうと!」私はここらの急登で重いリュックで疲労が蓄積して何度か休憩していた時でした。それも別々の機会に二度も!何度も振り返っていましたが、「どうぞ!お先に進んでください!」ど返答するのが精一杯でした。今回の反省点、実際に使わなかった物も多くあり、できるだけ軽量化しなければならないということでした。 あと少しで涸沢カール! ようやく午後3時半過ぎに涸沢カールに到着!管理小屋に行き、テント場でのテント設営許可に行きました。 色とりどりのテント🏕か周囲の風景に溶け込みます。 沢山のテントが既に設営されていました。遠くの左側斜面に見えるのが涸沢小屋です。この向かって左側を進めば北穂高岳に、涸沢小屋の裏から向かって左側の奥に進みザイテングラートをさらに進めば奥穂高岳、前穂高岳に進めます。その山を目指す場合、テントに重装備を残して、小さなサブザックで身軽な状態で登ることになります。 最初の一歩!初めてテントをどうにか設営しました。初テント泊!これは、ダンロップ製の二人用のテントです。周囲を見渡すとmont-bell製が圧倒的に多かったですね。テントを設営後、テント内に入りると、広々とした秘密基地にいるようで子供の様に嬉しかったです。 付近にある涸沢ヒュッテに行き、せっかくなので名物のおでんをいぢきました。ここでは、生ビールやワインなども飲むことができます。 それから自炊に取りかかり、簡単なアルファ米のチャーハンや玉子スープを食べました。コーヒー、大きな梨、生卵、ウインナーソーセージなどもありますが、翌朝の朝食に残しておきました。腰が痛いのと疲労でできるだけ横になりたいので簡単に済ませ寝床の準備にかかりました。周囲では英語、スペイン語、中国語などが飛び交い外人もかなりいたようです。次第に周囲がガスがかかり寒くなってきましたので、シュラフに入り翌朝の帰宅に備え、早めに午後7時半には就寝しました。遅くまで、スペイン語で話している女性の声が何度も周囲で聞こえ気になりましたが、いつの間にか寝ていました。 山頂の空は目まぐるしく変わります。青空だったり、いきなりガスが立ち込めたり、雨が降らなかったのが幸いでした。 このテント場は、地面が固く、テントのペグが使えません。したがって、大きな岩を固定に使用しました。 空を見上げるとこんな感じでした。夜間、満点の星空を撮影しようと見たところ、曇天でガスと雲で何も見えず、諦めて寝ました。夜間はかなり冷えて、重いけどシュラフ(寝袋)を持って行って良かったです。多分これが無いと、寒さで眠れなかっただろうと思います。標高2300mなら地上よりも12度以上は寒くなりますからね。 午前5時には起床して、素早く朝食を済ませ、テントなどを収納し、午前6時過ぎに下山にかかりました。あと1日余裕があれば、北穂高岳か、奥穂高岳の山頂にも進めたかもしれませんが、準備に手間取り、予備の1日を潰した結果、3日間の行程になってしまいました。まあ、念願の涸沢カールでのテント泊と北アルプスへの拠点調査の初期の目的を果たしたので満足です。下山は、いつものことですが、早いです。グングン進みました。明日の朝5時半には起きて、仕事に行かねばならないので余計に足取りが早くなります。 横尾大橋の前は、昨日以上に大変な人だかりでした。しかし、この後は、天候の悪化で雨天になるので、今から向かう人は大変だろうと思いました。私な晴天に恵まれてラッキーでした。 徳沢園に戻りました。テント泊しない人は、ここの宿で宿泊できます。 徳沢園は、オシャレな雰囲気があります。ここで、食事もできます。私は、カレーライスを食べました。 徳沢園で名物のソフトクリーム!他の皆さんも食べをていました。美味しかったです。 徳沢園に戻る途中で見かけた山風景です。 河童橋に戻りました。下山は思ったよりも早く、午前11時半には、上高地バスターミナルに到達しました。多くの観光客でごった返していました。マイカーまで戻り、約11時間後に無事に山口の自宅に帰りました。午前1時半に山口の自宅に帰り、2時半に就寝、5時半に起床、いつも通りに出勤、前日のテント泊でたっぷり熟睡できた結果なのか、仕事中は眠気を差すことも無く仕事をこなせました。登山中に足のマメで靴を脱いでいる人を数人見かけましたが、REALISTはこれといって身体的な故障も無く、腰や膝には何の痛みも残りませんでした。20kgの荷物を背負い、2日間で約40kmの山道などを無事に歩き続けることができたことは、「やる気があればヤレル!」というある種の自信がにつながったということが、今回の最大の収穫でした。 職場で私が山口からマイカーで長野までソロテント泊してわずか三日間で行って帰れたことに皆一同に驚いていました。途中給油のガソリン代に高速料金を加えて、片道1万5千円程度で済みました。高速料金は、ETC,深夜、休日割引で30%安くなり、それに加えマイカーはプリウスなのでガソリン消費が少なかったからです。交通に掛かる費用は、通常の飛行機や新幹線を利用した場合の半分以下だろうと思います。時間的にもノンストップなら9時間半程度で行けますが、トイレ・食事休憩を含めれば、11時間半掛かりますが、その点でも多分電車や飛行機利用の乗り換えや接続時間を含めれば、マイカーの方が早いか多分同程度だと思います。マイカーは、後部座席を含め完全にフラットにして、エアマットを敷き詰めベッド化して全身を伸ばして楽に寝れるように車中泊可能な状態に工夫しました。バスターミナル間に利用したタクシーは知らない人と同士で相乗りして一人1000円程度で済みました。 ☆★ 「40Lザックでテント泊装備は可能?試しにパッキングしてみた」 ☆★ テント泊でのザックのパッキングや軽量化で参考になる動画です。 ご訪問していただきDanke!(Thanks) !!(ありがとう)^^)/~ ♪どのページへのリンクもご自由にどうぞ。