ベルギー人さんと私
さて、件のベルギー人のOくん、日本にやってきています。7年ぶりの再会でしたが、大人になってて、ふと気づけば、今回のEU離脱のニュースから、恋愛話まで普通にできるようになってて、なんだか感慨深く、親のような気分...そして、驚いた&謝りたい気分だったことが1つ。というのも、彼は7年前に日本に来た時から「忍者」好きの若者で、(私の著作「おにぎりは~」にも、忍者の話でベルギー人のOくんとして登場してます)私も、その頃から、「はいはい、忍者ね、わかった、わかった...」と軽く流しており、(また、忍者なんて言ってるよ。今は、いないのに~。)なんてあしらっていたのですが、また、今回7年ぶりに来日してまでも「忍者が~」なんて言ってるので、「あんた、まだ、そんなこと言ってるの?」と真顔で言ったところ、彼は、ベルギーにいた7年間、実在した忍者の末裔の人の、そのまた弟子だった日本人の先生が開いた道場で、本当に忍術を含め、柔術を習っていたらしい。先日、ヒマだというので、私の武術の稽古に連れてくと、何気に身体能力が高く、違う動きだけれども、似たような動きをやっていて、聞くとそのベルギーの道場で真剣に習っていたとのこと。(普通に、壁もタタタっと2歩ぐらい歩いたのでびっくり!)Oくん、ゴメン...勝手にジョークだと思って(普通、思うよね?)、思いっきり、忍者ネタでからかってた...ということで、彼は、稽古の後、うちに来たのですが、なんと、その汗びっしょりのままで、武術ネタで盛り上がりまくった私達。だって、柔術と中国武術、違うアプローチながら、武術つながりで面白いんだもん!「こういう時は、どう返す?」とか、「この手の角度はどういう意味がある?」「ちょっと、技かけてみて?」などなど。面白かったのは、「ちょっと、後ろから襲ってみて。」「羽交い締めしてくれる。」「武器で切りかかって来て。」(相手からの攻撃をいかに解いて、こっちからの攻撃に変えるかをお互い見せていた)なんて、言うんだけど、それを私が英語で「...,please.」とか「Could you~?」で言うもんだから、Oくんが笑う笑う~。ま、たしかに、普通は「後ろから襲っていただけますか?」とか、「もし可能なら、羽交い締めしてほしいのですが。」「武器で切りかかってきていただけますでしょうか、お願い致します。」なんて、言わないよね...ということで、2人で3時間ぐらい、うちの和室でドタバタやってたという...(子供?)楽しかったです。柔術、面白いな。機会があったら、習ってみたいかも! ちなみに、Oくんには私の英語のクラスにもアシスタントとして随行してもらいました。(彼の英語は、ネイティブレベル)その打ち合わせやらなんやらで、教授法やら、語学の話をするのですが、「教案作ってきて。」というと、何気にしっかりしたものを作ってきて、聞くと、英語を教える資格を持っているとのこと。だから、そういう語学を教えるっていうことの話もできて、話は尽きず。 私の2大好きなことって、仕事(語学教師)と中国武術。Oくんとは、好きなことが2つともかぶるので、何を話していても楽しく、妙に気が合う私たち。やっぱり、仲良くなるには、共通の趣味が一番の近道よね。