続けると...
最近は、本当にさらにまじめに武術のけいこに通っています。以前は、今の自分に必要なものだけを厳選して通っていたのですが、(それでも、かなりの稽古数でしたが)今は、自主練だろうが、今の自分には直接関係ないクラスだろうが、とにかくスケジュールが合う限り、場所がどんなに遠くても、時間が遅くても通っています。というのも、なんだか「ちょっとわかってきたかも!?」という気がやっとしはじめ、ますます、面白くなってきたから!!前は、わけもわからず、余裕もなく、ただただ周りについていくのが精いっぱいだったのが、最近は、前のように、なんとなく身体を動かすだけじゃなくて、意識して、この場所、この筋肉を動かそうと思って、動かしていて、またそれが、自分の思ったように動かせるようになってきはじめた気がするのです。なので、先生の指導する内容が、「そういうことなのか!」と目から鱗のことばかり。たぶん、今までも同じ内容を指導されていたと思うのですが、今までの私では理解できなかったんだろうな。なんとなく、最近は、頭ではなくて、この体感の意味かな?と見当がつくようになってきて、その見当がつきはじめると、実は、武術って、すごく身体の中のことや、物理法則などを綿密に計算しつくされてできたものすごい完成度の高いものだということがわかってきました。(先輩にいうと、「今頃、わかったの?」と驚かれたが)ってことは、こんなすごいもん考えた人たちって、天才の中の超天才集団たちじゃない?といったん気づくと、もう稽古が面白くて面白くてしょうがない!!プラス、全く新しい型を習う場合でも、今まで習ったものが混ざっている or 似ているものを習ったことがあるため、いきなりでも、身体がささっと動けるようになってきました。最近、後輩と一緒に新しい動きを習う機会が多く、後輩が「吉野さんって、覚えるのが早いですよね。」というのですが、別に、なんのことはないと思うのです。というのも、英語でいうと今までは、単語1つも何も知らないまま、いきなり、会話クラスに入って、四苦八苦していたのが、いちおう、簡単な単語はいくつか覚えたので、なんとなく、口を動かしたら、正しい文章ではないものの、それらしきものが言える感じに似てるかな?例えば、私は、school, I , go , Sunday という単語を知っている状態でそれらを使って、I don't go to school on Sunday.という文を作るようなもの。school, I , go , Sunday を並べ替える順番を覚えるのと、後は、知らない単語のdon't, to, on を新たに覚えるだけなので、私は早く文章を作れますが、後輩は、単語を1つも知らないので、1.school, I , go , Sunday, don't, to, on という単語を全部覚える2.それらを並べ替える順番を覚えるという作業をゼロからしないといけないので、時間がかかるし、難しいと感じるわけですね。なので、実際に英語を勉強する場合は、もちろん、最初は、覚えるものだらけだし、わけもわからず、丸覚えするも、その丸覚えすら大変だったりするわけですが、だんだん、知ってる単語や文法が増えてくるにつれ、その今まで学んだ単語や文法の貯金を使って、だんだん長い文章や正しい文章が、初めよりは労力が少なく言えるようになってくると思うのです。ただ、その最初のとっかかりのうちが、時間がかかるので、その貯金ができるまでは、苦しかったり、ちんぷんかんでもやもやすると思いますが、とりあえず、続けてみるのがポイント。そして、ある程度のところまで続けてみると、私が武術で感じたように、「あっ! これはものすごく面白いし、楽しいな。」と感じる瞬間がきっと来るはずです。その「楽しい」と思える瞬間が来たら、「うまくなれるんだな。」と思えばいいですね。ということで、最後は、大尊敬する老師から教えていただいたことばで、今日のブログを締めくくりたいと思います。「才能がある人は、努力する人には勝てない。だけど、努力する人は、楽しむ人には勝てない。」