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テーマ:ささやかな幸せ(6742)
カテゴリ:ママのお話
後から思い出しながら更新してます。
GWに私の父にも新居を見せたかったので、1日に夫の仕事が終わってから父を迎えに行きました。 本当は父に自分で我が家まで来てもらいたかったのですが、父は最近になって老人性白内障になってしまい車の運転が出来なくなってしまったのです(T-T) 夜が明けて今日、父は初めて見る我が家を見難い目で一生懸命見ていました。 ちなみに我が家は1階が和室とLDK、2階が主寝室と子供部屋と納戸(という名の夫の部屋)という作りです。 狭いながらも私がこだわりまくった配置に、父も「なかなか」と褒めてくれました♪ RENAを庭で遊ばせながら、父と色んな話をしました。 父は目が見え難いので、今は家では引き籠りのような状態らしいです。 老人(今年70歳になるので)を一人で大人しくさせておくと、やはり悪いことばかり考えてしまうみたいです。 「もうこのまま目が見えなくなるのでは?」という不安がぬぐえず、「身の回りのことも自分で出来なくなる位なら、いっそ死んだ方が・・・」とすぐに考えてしまうみたいです。 多分、軽いうつ状態なのだと思います。 私がどんなに「白内障は日帰り手術で治るし、これからも元気でいてもらわないと困る」と訴えても落ち込んだまま…。 このままでは本当に死んでしまうのでは?と心配になり、私まで泣ける程でした。 父と話す中で、エクステリアの話になりました。 我が家はエクステリアはこれからなので、庭はただ砂利が敷いてあるだけの状態です。 ゆくゆくは駐車場に屋根も付けたいし、花壇や勝手口の踏み台・小さな倉庫も欲しいと話していました。 父は現役の頃は土建屋を営んでいたので、実は庭作りはプロ級です。 実際、父の駐車場の屋根は自分で材料だけを買ってきて、土台のコンクリートを敷くのから屋根を上げるのまで全て父一人で作っています。 私が「うちの庭も本当はお父さんに作って欲しかった。そのつもりでいたのに・・・」と愚痴を言ってみました。 すると急に父は元気になり、見え難い目で必死に庭の状態を確認していました。 そして「まだ庭の土が落ち着いていないから、しばらくは工事しない方がいい。土が落ち着く頃にはお父さんの目も治るだろうから、そうしたらお父さんがみんなやってやる」と言ってくれました。 それから、父は急に元気になりました。 家の周りを何周もしながら、頭の中にエクステリアのデザインを思い浮かべていたようです。 私が次から次へと出す要望(ウッドデッキが欲しい等)を聞きながら、自分でもアイデアを出して楽しんでいるようでした。 我が家の手付かずの庭が、父の生き甲斐になったようです。 3日の朝「金魚が死ぬといけないから」と言って、午前中に帰ると言い出した父。 それを聞いたRENAは、いきなり泣き顔になりながら「帰らないで~!ここでRENAと暮らして~」と父にすがっていました。 そんな風に泣かれると、父もRENAにメロメロ(笑) 「またすぐ来るから」と何度も約束して、来た時とは別人と思えるくらい元気になって帰って行きました。 「家を建てて良かった」と、この時も強く思いました。 家を建ててから、我が家にとっては嬉しいことがいっぱい増えました。 これから気の遠くなるほど続くローンの返済には落ち込むこともありますが、こういった嬉しいことがあると「家のために頑張ろう」って思えました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年05月06日 18時22分48秒
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