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テーマ:介護・看護・喪失(5316)
カテゴリ:ママのお話
まとめて更新しています。
父が入院して6日目。 この日は午前中に担当医の回診があると言われ、大急ぎで病院へ行きました。 担当医が回診に来るのは週に2回の午前中だけ、父の病状を担当医に直接聞けるのは回診の時だけなのです。 今日は退院予定の日でもあるので、もし「後は自宅療養で」と言われて退院となっても良いように父の着替え(普段着)も持って病院へ向かいました。 午前10時には回ってくるだろうと思ったので急いで病院に行ったのに、先生はなかなか来ず・・・。 気がついたら、父の前には昼食が運ばれてくる時間になっていました。 父は相変わらず「食事恐怖症」だったので、昼食は食べずに牛乳だけを飲んでいました。 そして午後1時近くになって、やっと先生が回ってきました。 簡単な診察を終えると、「まだまだ掛かりそうですね~」の言葉・・・。 私がお盆休みなのは今日までなので、本当は入院が長引くとお見舞い(付き添い?)が出来なくなるので困るのです。 そうはいっても無理やり退院する訳にもいかず、途方に暮れてしまいました。 父の入院が伸びた理由は、やはり尿路感染のせいで他の治療やリハビリが全く出来なかったのが原因です。 オーダーでコルセットも作るはずだったのですが、まだその型取りすら出来ていないと言われました。 コルセットをすれば背中の痛みも大分良くなると聞いていたので、「早めにコルセットの型取りして下さい」と私から頼みました。 お医者さんから見ると父の背中の痛みが強い間は型取り(MRIを使って型を取る方法らしい)は無理かと思って先に延ばしていたらしいのですが、長々と入院するのは家族や本人にも負担が大きいので、父には痛みを堪えて貰いながらも型取りをすることになりました(鬼娘?) 家に帰ってから、私は下の姉(私の双子の片割れ)に電話を入れました。 当初の予定では退院する今日までは私が父の世話を見て、退院してから父と同居する兄家族が帰省から戻る日曜までの残り2日間は下の姉が父の世話をする予定になっていたからです。 実は心配をかけまいと、父の尿路感染のことは話していませんでした。 それに私が下の姉と会話をしたのは、訳あって数年ぶりだったのです。 下の姉は「尿路感染とか入院が延びるとか、もっと早く連絡して欲しかった」と言われてしまいました。 父が入院したことを教える電話の時にも「言っても仕方ないことだけど、出来ればもっと家の近く(兄と下の姉の家は車で5分も掛からない距離だから)に入院させてほしかった」と言われていました。 その二つの言葉に、私は大きなショックを受けていました。 私だって必死に頑張っているのに、文句しか言われないなんて…。 やはり普段から感じているわだかまりは、間違いじゃなかったんだと。 でも電話で会話しているうちに「私って口が悪いから、もしRENAママが傷つくようなこと言ってたらごめんね~。でも本当は感謝してるんだよ、一番遠くに住んでるRENAママが一番に駆けつけてくれて、一人で頑張ってくれているのは私も上の姉も分かっているからね、ありがとう」と言われました。 末っ子で「認められたい」という思いが強い私はその言葉に涙が出ました。 そして嬉しい気持ちを正直に話すと、それからは子供の頃のとても仲が良かった二人に戻って沢山喋りまくりました。 二人が抱えるトラウマや悩み、やはり双子なので感じていることも似ているのです。 それからは二人で、長々と普段のことを喋りました。 姉が新しく買い始めた猫の話・RENAの話・甥&姪の話・その他いっぱい♪ 気がついたら2時間以上(もっと?)話していて、RENAは夫がお風呂に入れてくれて、すでに寝る準備になっていました。 私はこれまで意地を張って兄弟と連絡を取り合おうとしませんでしたが、今回を機にまた連絡を取り合えるようになると思います。 父の入院はとても悲しい出来事ですが、その中で1つだけ、嬉しいことが出来たと思ってます。 父もきっと子供たちが仲良くなったことを喜んで、治療に励んでくれると思います。 あの時、父に電話して良かった。 必死に看病を続けて良かった。 そう思える6日間になりました。 父の入院は当分続きますが、これからは私も平日は通えなくなります。 でも兄弟4人で力を合わせ、それぞれ無理しないで頑張ろうと話し合いました。 父も頑張って、少しでも早く退院できるようになってもらいたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年09月02日 08時40分52秒
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