北日本新聞より~カターレ逆転負け 沼津に1-2~
カターレ逆転負け 沼津に1-2(2018年11月11日 16:02)明治安田J3は11日、各地で7試合があり、カターレ富山(暫定12位)は県総合運動公園陸上競技場でアスルクラロ沼津に1-2で逆転負けを喫した。通算成績は10勝15敗4分けで、順位は変わらない。富山は序盤こそ攻め込まれる場面があったが、徐々に流れをつかんで押し込んだ。前半20分、MF前嶋の3試合連続となるゴールで先制。1-0で折り返した。後半も主導権を握り、FW苔口やMF佐々木陽のシュートで相手ゴールを脅かしたが、ネットを揺らすことはできなかった。40分、クロスを頭で合わせられ同点とされると、ロスタイムにFKから勝ち越しを許した。次節は18日午後1時から、敵地でブラウブリッツ秋田と対戦する。沼津は勝ち点48とし、得失点差で3位に浮上した。群馬は鳥取と3―3で引き分け、同48で4位に後退。既に優勝を決めている琉球はC大阪U―23(23歳以下)に0―6で敗れた。■決定力の差勝敗分ける富山は先制した後もボールを支配してチャンスを多くつくったが、追加点を奪えなかった。安達亮監督は「相変わらず決めきれないところがもったいない。通年の課題が改善できていないことが歯がゆい」と悔しさをにじませた。前半にMF前嶋の3試合連続ゴールでリードを奪うと、その後もボールを支配して優位に試合を進めた。後半20分すぎには途中出場のFW吉岡が立て続けにシュートを放った。同34分には速攻からMF差波がドリブルで持ち出し、右サイドのDF柳下に展開。クロスをFW苔口が頭で合わせたが枠を捉えきれなかった。シュート数は相手の8本に対し富山は17本。決定力の差が勝敗を分けた。前嶋は「相手はチャンスが少なかったのに2点を取った。それが力の差だと思う」と唇をかんだ。今季は残り3試合。「やっていることは決して間違っていない」と安達監督。課題を一つでも解消して来季につなげたい。(社会部・久保智洋)