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2009.05.18
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カテゴリ:本田宗一郎


日本自動車販売協会連合会(自販連)が5月11日にまとめた


4月の新車販売ランキング(軽自動車を除く)は、


ホンダの新型ハイブリッド車”インサイト”が1位だった。


ハイブリッド車の首位は初の出来事だった。。。




本田宗一郎。。。



かれは生前、


”銅像は作るな!” 


”俺達のものづくりは、現場とお客から目を離したら終わりだ”と


口癖のように話をしていた。



1981年、国際障害者年のことだった。



熊本県の市役所に勤めるサリドマイド障害で両手が使えない白井典子さんから、


一通の手紙が、本田技研工業あてに届けられた。



”わたしは生まれて以来、母の助けに支えられて生きてきました。


 両手は使うことが出来ませんが、車を運転できる方法はないものでしょうか。


 いつもわたしをおぶってくれた母を今度はわたしが後ろに乗せて、


 一度でいいからドライブ旅行に連れて行ってあげたいのです。”




さっそく本田技研工業内で、この手紙の内容が検討された。



取締役の一人が話し始めた。


”日本において、両上肢障害者の自動車運転は法律で認められておりません。


 また、コスト面からも、技術的な面から見ても開発には大きな問題があります。


 プロジェクトを立ち上げるには時期尚早(じきしょうそう)だと思われます。”




すると、


本田宗一郎が大激怒。


”やってみもせんで何を言っとるか!”


”そんな悪い法律なんてかえればいいんだ。”


”そういう仕事が大切なんだよ。うまくやってくれよ。”



こうして本田の一喝で、障害者向け自動車開発がスタートしたのだった。




ドイツ人、技術者のフランツ氏は、


そうした本田の考え方に心を打たれ、


自身の持つ特許(足の前後運動だけでハンドルを操作するシステム)を、


”日本で普及させるならホンダに任せたい。”といって特許料を一切取らなかった。




その後、


本田技研は法改正に奔走し、日本の法律を変えてしまう。



さらに


独自の改良を重ね、ついに障害者向け自動車の開発に成功したのだった。


そして、


ついに典子さんは、ホンダのシビックに乗った。



そして、17年後。。。


典子さんは結婚し、中学生と三歳の子の母親となっていた。


熊本市役所では、母子保健担当のベテランとしてバリバリ仕事をこなし、


保育園への送り迎えや人形劇の趣味に二代目のホンダのドマー二に乗って活躍している。




本田宗一郎は、もういない。。。


しかし、


本田のやった仕事は、今も人々を幸せにしているのだった。


これが


”仕事”だ。









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Last updated  2009.05.18 05:53:38
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