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カテゴリ:米のコト
先日、
お世話になっている社長さんから、 ”最近、ブログ更新ないですね~”と指摘されてしまった。 申し訳ございません。 あとで、まとめて、なう♪ 山形県の農産物にとって。。。 最大のライバル、 それは中国でも、オーストラリアでもない。 北海道だ。 北海道は、めちゃめちゃ広い。 その広さは、 東北地方全部と、新潟県をたした大きさとほぼ同じ。。。 昨年、 あたらしく産声を上げたお米が二つあり、 東京を舞台に鎬(しのぎ)を削った。 そして、今年。 いよいよ第二幕の戦いが始まろうとしている。。。 二つの新品種とは、 ひとつは、 良食米のパイオニア、山形県で生まれたお米、 ” つや姫。 ” そして、もうひとつは、 現在、 日本一の米の生産量を誇る北海道で生まれたお米、 ” ゆめぴりか。 ” ゆめぴりかとは、 アイヌ語で、 たしか。。。”ピリカ” は、”美しい”という意味だから。。。 おそらく ”北海道の美しい未来をきりひらいてゆく戦略米” という意味になるのでは(笑)。 少し前、 お願いしていた北海道の新品種、ゆめぴりかが、 ようやく手に入った。 本当は、 ゆめぴりか100パーセントのお米が欲しかったのだが。。。 昨年の北海道は、冷夏だった。 そのため、 ”ゆめぴりか”の名前を使用できるクラスのお米の収量が厳しかったため、 ゆめぴりかの新米は、販売店で瞬間欠品。 しかし、その後も お客様が販売店に殺到し続けたために、 やむなく”おぼろずき”という良食米の品種とブレンドされた、 ゆめぴりかブレンドが販売されたのだった。 この、ゆめぴりかという米、 夕張メロンのように規格が、ウルトラ厳しい米なんです。 だから出荷基準に満たない米は、 たとえ、ゆめぴりかの苗から減農薬で一生懸命に育てあげた米であっても、 容赦(ようしゃ)なく出荷停止。 ブランド作りに命をかけている。 その為、 米袋にも。。。 様々な説明が書かれている。 さらに、 お米の炊き方の案内。 お米の保存方法の案内。 かなり細かく書かれている。 この、 ”ゆめぴりか”、 あの、泣く子も黙る、 北海道の名門、農業試験場、 上川農業試験場で生まれた品種になる。 そう、 あの ” きらら397 ” を開発した農業試験場だ。 北海道で、 きらら397という良食米が生まれたことで、 とうとう北海道の米が、 東京の一流百貨店の棚(たな)に並べることが出来るようになったのだ。。。 明治時代の頃、 当時の日本政府の要請で来日した、外国の農業技術指導員は、 きっぱり言い切った。 ”北海道の広大な大地を有効活用したい気持ちはわかる。 しかし北海道の気温はあまりにも低すぎる。 米作りは100パーセント、無理だ!” それが、現在、 北海道は、新潟県を抜いて日本一の米生産地となっている。 わたしが以前、北海道に住んでいた頃、 北海道のお米といえば。。。 ”ゆきひかり”しかなかった。 さめてしまうと。。。 とても食べられたものではなかった。 その為、内地(本州)からお米は送ってもらっていた。(笑) そして、余談だが、もうひとつ驚いたことがある。 旭川市にある旭山動物園だ。 私が住んでいた頃は、 本当に、つまらない普通の動物園だった。。。 たしか冬は閉園していたはず。 北海道のお米と、 旭山動物園のエピソードを想うと、 ”可能性は無限にある。”と確信できる。 そして同時に、”常識”とは、あんがい常識ではない。ということも教えてくれる。 山形県産 新品種つや姫 たたかい。。。ふたたび。 山形なう お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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