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Edinburghの雲

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2011.08.14
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カテゴリ:こんなん、どう?
黄色い星の子どもたち


先週水曜日に見た映画です。


あまりのショックに すぐ書けなくて・・・。

まだ、心のそこに、

澱のように引きずっています。


場所は 
第二次世界大戦中のパリ

事実をもとに作られた映画です。


フランスは連合国だったのですけど

一時 ナチスに占領されていたのですね

ポーランドから2万3千人ものユダヤ人が

実はパリに避難していたのだそうです


これから映画を観たい方は
ここから先は読まないでね


パリにやってきたナチスドイツは
すっかりパリに馴染んていたユダヤの人々に
ユダヤ人であるという目印
黄色い星の形のワッペンを
服に縫いつけるようにと命令するのです

それがタイトルとなった黄色い星

パリは
ナチスの要求に対し
それなりの見返りを期待して
1942年
ユダヤ人を検挙(何も悪いことはしていないのに、検挙か!)することを決めてしまう

ユダヤ人を売ってしまったパリの政治家に対し
国民の多くが
なんとか、友人たちを守ろうとする姿がここかしこに

しかし
その手をもぎ取るように

その日
1万3000人のユダヤの人々が
赤ちゃんから動けない老人まで
狩られてしまうのです。

狩っていくのはパリの警察

昨日まで優しかったパリのおまわりさんが

一転 狂ったように暴力で追い立てていく様は

戦争という異様な自体が
人をどう狂わせていくのか

身震いするほど恐ろしい

人々は競輪場に押し込まれ
そこで飲まず食わずで5日間

そこからフランス郊外の収容所へ


しかし
そこでは終われませんでした。

結局

男性,女性
そして子供たちに分けられて

アウシュビッツへと列車は向かってしまうのです。


子供たちがお母さんと引き裂かれるシーンは

胸が引きちぎられるくらいつらい

それは

これが実際にあったことであるということが
私の胸を押しつぶしてしまうから

あまりにつらくて

泣けないのです


13000人のうち


生き残れたのはたったの25人


かろうじて逃げられた人たちだけ


なかには
線路脇で見つかった
小さい子供たちもいたそうです

それは
前途を絶望した人々が

せめてとの思いで
窓から投げ落とした子どもたち

そんな子供たちを
見つけ保護して守ったフランス人がいたからこそ

25人

生き延びることができたのです。


自由の国フランス

美しいパリ


誰もが憧れるパリが


今でも汚点として2度と同じことを起こさないと

誓うひとつの歴史です。


直視はつらいけど
目をそらしてはいけない

子供たちにも見て欲しい映画でした。





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最終更新日  2011.08.14 09:51:35
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