日常生活からの逃避行
ここ半年は怒濤だった。 2度の退職と2度の試験に、怪我と病気だ。 我ながらなんてバタバタしてたんだろう! ちょうどこの連休がいい一区切りということで、御褒美STAYに選んだのはここ。 札幌には珍しいデザイナーズ・ホテル。インテリアはモダンかつスタイリッシュで、非日常にふさわしい空間だ。 今回は希望先を変更すること2度で最終的にこちらへ決まった。 朝食が美味で大浴場があり、泊まったことがないホテルというのが希望。 一度レストランに行ったことがあって、期待できる感じだったのが決め手になった。 とにかく、インテリアや館内のサイン(ホログラム?「影」を使った表示が目立つ)に統一感があって、凝ってるなーという印象。部屋のドアなんかも極力無機質な佇まい。今回はおまかせプランというのにしてみたが、禁煙でツインのお部屋が用意されていた。 こだわりのインテリアは浴室や洗面台にも活かされている。館内電話のデザインはヤコブセン。アメニティはシンプルながら機能性が高く、備え付けの紅茶のティーバッグも、ありがちなものではなく本格的な三角型の茶葉が多いものでびっくりした(専門店で売ってるようなもの)。それに、浴室がない分部屋が広々としている。大きめのシャワーブースのみで、それがまた粋な感じがする。海外のホテルみたい。 カテゴリの括りとしては、シティホテルではないけれど…いわゆるビジネスホテルって感じじゃないなぁ。私は市内客で、荷物も無いからフツーに一人で入室したが、お客さんの人数や状況に合わせて部屋まで荷物を運んでる姿も目にした。フロントより上は、宿泊客しか利用できない仕組みになっているのもセキュリティが安心だったな。 総花的なホテルではなく、力点の入れ方がハッキリしている。そこが現代的で、ホテルのコンセプトがしっかりしていてブレない印象を与える。 こんなホテルの最上階に大浴場(やはりどこかスタイリッシュ)というのが、ミスマッチのようでいてすごくよかった!眺めもよかったし。セキュリティがしっかりしてるから、みんな備え付けのパジャマで来てたなぁ。いいお風呂だったので、しっかり翌日の朝も入浴してしまったわ。 そして、朝食は想像以上にすごく美味しかった… ついつい、1時間半も長居してしまった。 特に、楽天の「お客様の声」で高評価だったこの二つは、本当によかった。*ふらの野菜ジュース*コーンスープ コーンスープは、もちろん生のとうもろこしをジューサーで潰して作っている。 他にも、北海道の旬の素材を活かした料理が多くって、野菜の味が濃い。サラダの手作りドレッシング(ごま、イタリアン、フレンチ)もどれも美味しい。和食に「かに汁」があるのも嬉しい。お料理の補充がマメだし、スクランブルエッグの鍋にはちゃんと蓋があるのも丁寧だなぁ。 デザートの、道産牛乳を使ったパンナコッタや、バナナたっぷりのバナナスプレッドもとてもおいしかった。 この朝食(1,800円)だけでも食べに来る価値があるのではないだろーか…。 部屋ではBSを見たり、読書したりipodを聴きながらのんびりし、あっという間にチェックアウトの時間が。 また泊まりに来たいなぁと思いつつ、御褒美STAYは終了。 こういう事がとことん好きだから、なかなかお金が貯まらないのよね…(^^;) 無駄遣いだー、消費習慣に毒されてるなぁと思いつつ、長年の傾向ってそう簡単には変わらないなぁ。