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テーマ:今日聴いた音楽(75212)
カテゴリ:ユーミン解説
ユーミン・・それは私の高校時代において、ディープパープルとともに、その対極にありながら惹きつけてやまないミュージシャンでした。
3年生のとき、パチンコを初めて打ち止めにしたお金で買ったのが、当時の新譜「コバルト・アワー」。(あっとこれでトシがわかってしまうな。) スプレーで描いた、ポップでシャレたジャケがまた「買い」でした。 腕利きミュージシャンたちが集い、ユーミンの優れたアイデアを、めくるめくようなサウンドに代えていく、日本最前線の工房。 暴力性はないが、ひたすら軽やかで渋く、心の琴線をひたひたとくすぐっていくようなオトの調べ・・。 私にとっては当時の殺伐とした退廃的な心境をパープルが代弁し、そのまま荒くれた方向へいくのをユーミンがひき止めるような作用をしてくれていたのかもしれません。 というか、無意識のうちに自分で、そうした音楽をセレクトしていたのかもしれません。 私にとってのバランス感覚のあけぼのだったのかもしれません。 「コバルト・アワー」に引き続き発表された「14番目の月」は、海外のミュージシャンなども起用し、さらにキャッチーで先端的なサウンドを展開していました。 私はこのアルバムにもぞっこんになりました。 私は当然のごとく浪人してしまったが、バイトに明け暮れ、自動車免許を取得し、RV車を買って東北地方を放浪しました。 クルマにはCDやMDといったものがなく、カセットテープにパープルやユーミンを山と積んで、鄙びた温泉宿を転々とした。 薬研温泉、田沢湖温泉、白布温泉、母畑温泉、・・。 まさに「温泉メロディ」の日々。 このアルバムはちょうどその頃、「荒井由美」時代の名曲を集めたもので、実に選曲が良く、ほとんどイイ曲はとりこぼしなく収められています。30曲、どれも最高!! -Disc1- 1)ひこうき雲 2)恋のスパーパラシューター 3)空と海の輝きに向けて 4)きっと言える 5)雨の街を 6)返事はいらない 7)そのまま 8)瞳を閉じて 9)やさしさに包まれたなら 10)海を見ていた午後 11)12月の雨 12)魔法の鏡 13)COBALT HOUR 14)ルージュの伝言 15)ベルベット・イースター -Disc2- 1)卒業写真 2)航海日誌 3)CHINESE SOUP 4)少しだけ片想い 5)雨のステイション 6)あの日にかえりたい 7)さざ波 8)14番目の月 9)さみしさのゆくえ 10)朝陽の中で微笑んで 11)中央フリーウェイ 12)天気雨 13)避暑地の出来事 14)グッド・ラック・アンド・グッドバイ 15)翳りゆく部屋 次回は曲のご紹~~介。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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