上空で航空ショー
11月3日というのは、全国的に『晴れの得意日』らしい。そういえば大阪に住んでいた頃、マンションの自治会主催の秋祭りは、必ず11月3日に開催され、雨に降られたことはついぞなかった。行楽日の今日、家族は奥さんがパート勤め、長男はクラスメートらと先日の音楽会の打ち上げ、次男は友達と遊ぶとかで、わが家は行楽に行くような状況ではない。で、僕はといえば、朝からウッドデッキの材料購入にいそしみ、次いでマイカーの1年点検でディーラーへ立ち寄った。帰りに狭山市駅近くの県道にさしかかる。やけに歩いている人が多いし、反対車線が渋滞しているなぁ、と思っていたら、そう、今日は航空ショーであることに気づいた。わが埼玉・狭山周辺は11月3日といえば、航空ファンで沸き返る。『自衛隊入間基地』で年に1回の航空ショーが開かれるのだ。かの『ブルーインパルス』の曲芸飛行が披露されるので、一応全国ニュースにもなったりする。で、この曲芸飛行。実は基地の真上ではなく、わが家の上空当たりで行われる。宙返りをしたり、くっつくように飛んでいた5機が花のように広がったり。あるいは、2機が寄り添って超低空で飛んでいったり。残念ながらケータイもデジカメも持ち合わせていなかったので、写真に撮ることはできず…。約2時間で終了したようで、さっきまで轟音がたなびいていた空がいつにも増して静かになった。夕方、床屋に行くとマスターが「最近の航空ショーは2時間で終わるだろ。しけてるよなぁ」と言うので、昔はどうだったのか聞いてみると、「そりゃぁ、1日中飛んでたよ。それに煙幕も5色でカラフルだったしさ、今は公害だとかで白色だけだろ。笑っちゃうよな」そういえば、ブルーインパルスって、5色の煙幕をたなびかせながら飛んでいる絵が記憶にある。今日見たときは確かに白色だけだった。実家のお膝元、PLの花火も昔は朝から上げていたのに、今は夕方から夜にかけての3~4時間のみ。音にまつわる行事は、世知辛くなっているようで。