ホントに民営化されるの? 道路公団
平日の高速道路利用者中、ETCの利用者が5割を超えたそうな。最近、僕が高速に乗ったときも、料金所の専用レーンを数珠繋ぎに通過することがよくある。ところが、である。10月から道路公団が民営化されるというに、なぜかETCの前払サービスが12月で打ち切られるらしい。50,000円入金しておけば8,000円分おまけをくれるので、それはそれで使いでのあるサービスだったのに。クロスオーバーするように、マイレージサービスが始まった。こちらは50,000円分利用すると8,000円分のポイントをもらえる。道路公団の説明では「だから特典内容は変わらない」とのことだが、何となくしっくりこない。先に8,000円分をもらうか、後からもらうかの違いだが、やっぱり先にもらっておいた方が気持ちが良い。それに道路公団にしても、先に現金が入るわけだから、プリペイドはオイシイはずなのに……。解せない。考えてみれば、今度の土曜日から民営化されるはずなのに、世間では忘れ去ったかのようにこの種のニュースがネタとして上がらない。電電公社や国鉄が民営化されるときなんか、数ヶ月前からメディアでは騒ぎになっていたのに。もう国民は食傷気味とでも思ってるのだろうか。よもやと思って道路公団のHPを見てみると、唖然とした。こちらも、民営化されることにほとんど触れてない。10月1日にいくつかのSA等で民営化記念セレモニーが行われることが告知してあるだけ。あれだけ「民営化されて、利用しやすいサービスを提供します!」と熱心にPRしていたNTTやJRでさえ、未だにお役所気質が抜けないところがある。道路公団は民営化前夜において、このていたらく。なにをかいわんや、だ。猪瀬氏のため息が聞こえてきそうである。