なにがいけないのか
『私は合成殺虫剤をいっさい使ってはならないと主張しているのではない。私たちは有毒な、そして生物学的に影響する可能性のある化学物質を、それらの及ぼす危害について、ほとんど、あるいは全く無知な人々の手に無差別に渡してしまったということを、あえて主張したいのだ』=レイチェル・カーソン『沈黙の春』1962年1967年にハンガリーで1970年までにアメリカがDDTを規制『日本におけるBHC農薬はいきなり農家の人たちに、その及ぼす危害について何も知らせず無差別どころか強制的に押しつけられたといっていい。農家の人たちは、農林省ならびに農協および農薬会社を信用し科学を盲信して、世界で最も質の悪いBHCをふんだんに農地へ散布してしまった。その中の十数パーセントしか効力がないのも知らず8割以上は無意味でただ危険だということも知らず』=有吉佐和子『複合汚染』日本で1971年に禁止された(=沈黙の春の発刊9年後!!)DDTとBHCが、それまでに日本の農地に叩きこまれた量は耕地面積当りでアメリカの6、7倍なぜ??『売れば儲かる人たちがいたから』化学肥料を作り出して、ばらまいたのは??それから38年残留農薬で汚染された田畑は???化学肥料を投入され続けている野菜やお米は???なにも変わってないのでは?わたしたちは、ナニもできないのだろうか??? 昔、人々が自分たちの食料を自給していた頃は今のように、大量生産ではなかった。開墾し、耕作し、自給的な生活をしていた。産業革命がおき、人々が耕作をやめ一部の人々が大量生産をするためには農薬と化学肥料が必要だった。そうしなければ、農家は生きていけなくなった。産業と引き換えに、環境や食の安全をないがしろにしてきたのだ。海外から大量に安い食品を輸入し自国の食料自給率を大幅に下げた。 穀物自給率1位オーストラリア333%11位アメリカ132%22位デンマーク107%125位日本27%・・・・・2003年農水省日本の穀物自給率は175の国の中・125番目 なにがいけないのか?だれが悪いのか?? 国産有機4万6504トン 輸入有機29万7923トン国産比率13.5% 輸入比率86.5%(2003年農水省発表) 減反政策をしながら、食物を輸入しているのはなぜ??