ざつだん【ブラックマンデーが来るとどう吹っ飛ぶのか?】
1987年10月19日のブラックマンデーS&P500は前日比マイナス28.6%を記録した。ここで日経平均が前日比マイナス30%になると仮定して試算してみよう。前提・現物株10,000,000円(含み損益ゼロ。すべて代用有価証券)・信用 10,000,000円(含み損益ゼロ)・代用有価証券の掛目80%・最低保証金維持率30%・ポートフォリオを構成する銘柄も日経平均と同様に前日比マイナス30%に推移する試算・現物株7,000,000円→委託保証金は5,600,000円(7,000,000円×80%)・信用 7,000,000円(含み損3,000,000円)・保証金維持率26%((5,600,000-3,000,000)÷10,000,000)つまり、信用取引によりポジションを2倍にしている場合、ブラックマンデー級の暴落に見舞われると保証金維持率が最低保証金維持率30%を割り込む。そう。恐怖の追証が発生する。2営業日後の水曜には追証を差し入れる必要がある。このモデルケースの場合は400,000円だな。追証を差し入れない場合は全ての信用ポジションが決済され損失3,000,000円が確定。(その間の株価変動はないと仮定)ポートフォリオの時価総額は4,000,000円になる。リバウンドを取るために新たに信用ポジション7,000,000円を建てると保証金維持率は46%こりゃ厳しいな~ブラックマンデーが来たら資産の60%が吹っ飛んでそのうえ暴落後のリバウンドを取る余力もあまりない。きびしーーーーーーーっ!!!27.7%以上の暴落が起きると追証が発生する。ということは、権利行使価格7,500円~8,000円くらいのプットを買っておけば最悪の事態は免れるということかな。単純に考えると。レバレッジ2倍のケースでは保険のためのプットオプションの権利行使価格は「含み損益ゼロ」の価格から起算して「マイナス20%からマイナス25%」の範囲で設定しておけばどうにかなるってことかな。だいたいプットオプションを買うには結構なコストがかかるが大幅なOTM状態のものであれば比較的安く買えるからね。う~む。この考え方に誤りや穴がないかなあ???もう少し考えてみるか。株の初心者に最適! 入門セミナーを定期的に開催! 株の学校アクションラーニング