会計士の仕事って?23【監査チームの役割分担2】
それではさらに詳しく、監査チーム内での役割分担を話しましょう。社員はさておき、現場責任者以下のメンバーは、基本的に科目を割り当てられます。科目ってのは勘定科目のこと。勘定科目ってなに???びーえす入門とかぴーえる入門のシリーズで書いてるような、「現預金」とか、「受取手形」とか、「借入金」とか、そういうのを勘定科目っていいます。要するに、「○○君は、現預金担当」「○○君は、受取手形担当」ってなふうにしてBSとPLのすべての勘定科目を各メンバーに割り当てるわけです。で、チームの中には未熟なメンバーもいれば、けっこう経験と知識を積んだメンバーもいる。そういう各人の経験とか能力を考慮して、誰がどの勘定科目を担当するかを現場責任者が決定します。新人さんとかだと、「現預金」「借入金」「人件費」「販売費及び一般管理費」なんかが多い。少し慣れてくると、「売掛金」「買掛金」「受取手形」「支払手形」もっと慣れてくると、「売上」「売上原価」「棚卸資産」さらに経験と知識を積んで、「貸倒引当金」「退職給付引当金」「法人税等」現場責任者クラスになると例外的、臨時的な多額の取引や訴訟案件などに絞って担当します。こういう役割分担をしながら監査は進んでいくわけです。(ただ、あくまでオーソドックスな例というだけで、 上記以外のケースもいろいろありますけどね。)株の初心者に最適! 入門セミナーを定期的に開催! 株の学校アクションラーニング