監査のはなし20【理解してもらう】
会社に行って、監査をする。そのときに必要な資料を会社の担当者に用意してもらう。そのお願いをするときにどういうお願いの仕方をするか。「○○の資料をください」「実は、~を確かめたいんですよ。 なんで、○○の資料が必要なんです。 用意していただけますか。」もちろん、本当にヤバイ会社(飛びかけの会社)などではそうも言ってられないだろうが、基本的には必要な資料がなぜ必要か?ということを伝えておくといい、と思っている。会社側になぜ必要か?理解してもらうことで協力が得られやすくなる。また、該当するような資料以外にも監査の視点から必要な資料を別途用意してくれることもある。(ま、ある程度の職務分掌がきっちりと行われている規模の会社が前提やけどね)会社の会計処理の誤りを発見し、修正を依頼するときもそうだ。「ここが間違いなので、こういうふうに訂正してください」とだけ伝えるのと、「ここが間違いです。なぜなら・・・ また、このような間違いが発生してしまった理由として御社の管理体制が・・・」というふうに、間違えてる理由や間違いの発生する原因となる管理体制の不備なんかをアドバイスすると非常に喜ばれる。また、こういうことを丁寧に指摘すると会社の経理担当者の能力がUPするため、結局、それ以降の監査も楽になっていく。そういうわけで、「資料の必要性」や「間違えている理由」「間違いが発生する原因」を理解してもらうことはとても大切なことだな。株の初心者に最適! 入門セミナーを定期的に開催! 株の学校アクションラーニング