阪神・赤星選手の車椅子がヤフオクに。
裏金問題から、スポーツ奨学金の是非にまで火の手が広がった野球界。 この際、野球だけでなく、み~~~んな我が身を振り返って、 「 裏 」と「 表 」について、徹底的にヤっちゃう? 。。。私個人は、ドラフト制そのものが「 談合 」と同じやん、と感じるし。 全国のたくさんの野球少年のなかの、ほんの一握り。 奇蹟のような選手たちが、晴れてプロ入りする際に、 自分に球団を選択する自由もなく、契約後の個人の自由もなく、 引退時さえ、「 任意引退 」か「 自由契約 」かも選択できない。 選手の意思を行使できるのは、唯一、FA資格を取得したときだけ。 酷い話だと思う。 思うけれど、これをひっくり返せない以上、 ルールはルールなんだから、とりあえず遵守しなくちゃ、だよね? ともあれ、日本プロ野球選手会は、 社団法人として、例年チャリティ事業を行なっており、 昨年は、ガン撲滅チャリティ活動へ705,000円、 キャッチボールを通して子どもの社会性の育成、健康増進に役立てる 「キャッチボールのできる公園づくり推進会」(社団法人日本公園緑地協会)へ 2,000,000円を寄附している。 そして個々の選手も、盗塁とホームランの合計数に応じた数の 車椅子を寄附し続けている、井口資仁選手(シカゴホワイトソックス)をはじめ、 積極的に社会貢献活動をしているひとが多く、 99年から、プロ野球選手の社会貢献活動を評価する『 ゴールデンスピリット賞 』が 制定されている。 昨年、『 ゴールデンスピリット賞 』についての記事を、 たまたま日経のサイトで読んでおり、 個人の社会貢献を顕彰し、「陰徳の文化」ではなく、「顕徳の文化」にしていくことが、 「社会貢献文化」をプラスの方向に循環させる。 と書かれた 明治学院大学法学部教授の川上和久氏の論に、深く共感していた。 その『 ゴールデンスピリット賞 』第6回目の受賞者である阪神・赤星憲広選手。 毎年、自身の盗塁数に応じて、全国の病院や福祉施設に寄贈して来た車椅子が こともあろうに、23日午後7時31分、 ヤフーのネットオークションに掛けられたのである。(怒) 「 知人から譲り受けた 」 「 もちろん非売品 」 などの説明と共に、 開始価格は20万円。 TVのニュースでは、「 すぐに取り下げられた 」と言っていたが、 27日の朝日新聞の記事では、 「 99億9999万9999円 」という値がつくなどしたため、 終了予定の30日より前の24日午後10時すぎに打ち切られた。 とある。 これって、何らかの理由で、自主的に取り下げた、のではなく、 「 荒らし 」 に遭ったから打ち切られた、形なのではないか? 「 荒らし 」ぢゃないよ、怒りの99億9999万9999円の入札だよ。 怒 !! ヽ(`Д´)ノ 誰やねん! あなたが、本当に知人から譲り受けたなら、 赤星選手のこころを汲み、本当に車椅子を必要とするひとに、渡して欲しい。 あなたは、それができるひとだと思われ、譲られたのではないのか? めちゃくちゃかなしー。 今日はたくさん悲しいニュースがあって、実はヘコみまくり。