地震は原発政策の転換を求めている
気象庁が8日に発生した日向灘地震、震度6弱とのこと。
東日本大震災を経験した一都民として、その揺れの大きさを想像することが出来ます。
気象庁が初めて南海トラフ地震の臨時情報として「巨大地震注意」を発表した。
南海トラフに沿った他の箇所で地震の発生する可能性がある、と。
そして、9日には神奈川県西部を震源とする震度5弱の地震が発生した。
日本が地震大国である現実をあらためて確認し、
早急に原発への安全対策の徹底実施をもとめます
東日本大震災、能登半島地震を経験した人ならば、誰しも「原発は大丈夫なのか」頭を走っているでしょう。
このエリアには、静岡の浜岡原発、四国の伊方原発、九州の川内原発、東海第2原発、4か所に7基の原発があります。
使用をやめたとしても、核燃料棒を冷やし続けなければなりません。
真剣に、急ピッチに、対策を尽くす必要があると思います。
なぜ、これまでの大変な経験があるのに、
政府は、原発政策をすすめようとしているのか
これは大事な問題です。
核兵器廃絶の問題と同じですが、ヌエのような理屈で、推進にかじを切っている。
私は、たまたまですが、4日前に、この問題を取材した本を読みました。
そして、8月6日にそれを紹介したんです。
『なぜ、日本は原発を止めれないのか?』(青木美希著)を紹介します | みかんの木を育てる-四季の変化 - 楽天ブログ (rakuten.co.jp)
この本は、政府・経済界・メディアが一体となってつくりだした原発政策であり、
それを実際に変えるには、それが意見が正しかったとしても、たんなる願望や個人の意見では足りない。
そのためには、国民は、どれだけのスケールの社会的な努力をしなければならないか。
この本は、それを示唆してくれていると思います。
その点で、事態を憂えて、現状を変える必要を感じている人にとって、参考になる一冊かと思います。
しかし、地震は原発問題だけではない
私などは、神奈川県の小田原方面の生まれです。
昨日・9日午後7時57分、神奈川県西部を震源とするM5.3の地震がありました。
9月1日は防災の日でしょう。
1923年9月1日の関東大震災の日に合わせて、追悼と震災への備え、注意を喚起しようということでしょう。
今回発生した地震ですが、それは関東大震災の震源地とだいたい重なっています。
これまでもプレートが沈み込むこの地では、100年くらいの間隔で大きな地震が起きてきた。
そんなことから「100年周期」説が、よぎることもなくはなかったんです。
私の村でも、「津波で村の中ほどまで、漁船が流され、ゴロンととのり残されていた」など、
いまは亡き古老たちですが、当時のことを子供心に耳にした記憶があります。
今、私たちは、実際にそれが起きてからではダメです、
真剣に考慮して、できうる備えをはかれ、との警告として、この地震を受け止めます。
いずれにしても、
科学の予見に耳を傾けない今の政治は、危険です
「軍事費の大増強」「核の抑止力」で国を守るなんて、「憲法を変える」なんて・・・、
しかも「おらが天下のうちに、それをやるんだ」なんてことに固執している政治家です。
いったい、これが国民の代表ですかね。
国民の民意とは、相当かけ離れた永田町の政治世界となっている。
そこを直視して、一刻も早く国民は、民意にもとづく政治に変えなければなりません。
今回の地震は、自然界の方でも、それを急がなければならないよ、
日本の自然と社会の中で暮らしていくには、
主権者は自らの意思を示していくべき時なんだ、と警告してくれてます。