一週間で、雑草に覆われました
今回の小田原のみかん園行きですが。
援農に来てくれた方が、驚いてました。
「一週間前に草刈りしたはずなのに、すっかり雑草に覆われていた」と。
これは、その箇所ではないんですが。
手前の半分は、今回の草刈りで押し返したところです。
上半分に見られる雑草が、ちょっと前に草刈りしたおいたはずなのに、
あたり全体を覆っていたんです。
手前にあるみかんの苗木も、クズやヤブカラシに覆われていたんです。
まわりのみかん畑を見ると、その畑は綺麗に草刈りされて整備されてます。
自然にそのようにきれいになっているわけではなくて、
それは、人目につかないところでの、農家の丹精している努力の結果なんですね。
これもまた、つい先日、トリマーを使って整姿したはずのお茶の木です。
三層にってます。
一番右端が、柵の手前が、これが専門農家の手入れしたみかん畑です。
中ほどの手前が、わたしなどが右側のみかんの木を守るために除草剤を散布した状況です。
中ほどが、お茶の木なんですが、完全にクズに覆われちゃっています。
ちょっと前ですが、このお茶の木はトリマーを使って整姿したし、その時に完全に除草をしたおいたはずなんですが、みてのとおりです。
みかん農家の方は、私に言います。
この姿の、右側のように管理するのが農家にとって当り前のことで、
『あんたのように「一生懸命やってる」「努力している」等々、
あれこれと、もっともらしい御託を並べても、それじゃぁ現実は駄目なんだ。
やるべき手立てをやって、みかん畑をきちっと手入れして、維持しなければ、ダメなんだ』と。
どこからともなくむしゃくしゃした気がわいてきます。
その原因がわかりますか。
その御説はごもっともなんです。
しかし、限られた時間で、東京・八王子から小田原まで通って、
このくそ暑い炎天下に、体力のギリギリまでつかって、草刈りの手入れに頑張っているんです。
その作業に対して、援農に来てくれているボランティアも、協力してくれているんです。
それに対して、「ダメだ、ダメだ」といってるだけでは、ダメじゃないですか。
確かに、親の代々から、長年営んできた小田原のみかんの畑です。
それを荒廃させるのは、なんと言ってももったいない。それはそれこそみんなの気持ちなんです。
ところがです
まぁ、ここまでは、私などとしても、それなりに受けとめる指摘であり、アドバイスなんです。
ところがです。
東京都知事選もひどかったけど、その後の国政の姿、展開です。
そんな国民の苦労というのはどこへやら。
マスコミの取りあげ方もありますが、基本的に自民党の政治家たちです。
第一に、総裁=総理大臣に出るかどうか、この点に終始しています。
第二に、そもそも何をしようとしているのか。
だいたい口先では、「金権政治を反省し・正します」「国民のための政治につとめる」なんてきれいごとを言いつつも、実際にやっていることは「トマホークなど43兆円の軍備拡大をすすめる、そのねん出のために国民の暮らし・福祉・教育をけずる」「憲法を変えて、米軍とともに戦えるように明記する」。
ようするに、あるべき政治の本音が語られていない、この問題です。
白紙委任を、人気投票でとろうとしているような事態です。
これは、アメリカや、イギリス、フランスの選挙とは違うところですね。
国民の求める政策がなんなのかではなく、サル山のボスを誰にするか、
そんなことが選挙というものになっている。
これでは、あまりに、政治と国民の暮らしとがギッャブしてるんじゃないですか。
今回の都知事選挙がそうだったんです。
ひどいじゃないですか、候補者が政見を語りたがらない、討論会への出席も「嫌だ」なんて。
こんなのって、許せますか。
しかももその問題をマスコミが、ちっとも問題視しない。
これって、いったい選挙というものを、何なんだと考えてるんですかね。
これが問題です
この事態が、今も続いています。
これまでの政治のあり方が問題だらけだと、それが明らかになっても、
それを正そうとする野党ですが、その問題が正面から議論になってないじゃないですが、
自民党もひどいけど、野党も、いや立憲民主党も、えりを正さなければならないんじゃないでしょうか。
自民党政治を変える共同しているんですが、どこを、どうやって変えるのか。
聞こえてくるのは、幹部の腹がそこに座ってない。
「オレが、オレが」ということを、のたまわっているとしか、聞こえないんですね。
これって、サル山の頭を「オレが」採りたいとの、競い合いの様には見えませんか。
これって、今の国民の苦労が、本当に分かっているんですかね。
農家の、勤勉な苦労が、国民の食を支えている努力が、本当に分かっているんですかね。
むしゃくしゃするのは、
この農家の苦労と、政治のまともな方向への活路ですが、
今をなす、これからの問題ですが、国民にたいして展望を示せていない。
この二つの基本問題で、
国民に対して、混迷を押しつけている政治家の勝手が続けられていることです。