先の大雨と、イノシシとアメリカ大統領選挙
いよいよ11月となり、みかん農家にとって勝負の2カ月となりました。
今回が、実質的に、みかんの初収穫でした。
みかんは、色付きがはじまってました。
真鶴で2コンテナ(40キロ)、早川で2コンテナ(40キロ)の収穫がありました。
いよいよ、みかんの収穫のはじまりです。
しかし、驚かされる2つのことがありました。
先週にいったあと、真鶴・湯河原・小田原でも、大雨がありました。
100ミリを超える線状降水帯が、小田原・真鶴のみかん園の地帯でも発生したんです。
真鶴のみかん園の入り口の道ですが、う回路がつくられて、何やら工事をしていました。
工事現場で作業している人に聞いたところ、
先の大雨で、道路が陥没してしまったので、今修復作業をしているところだ、と。
ここは昔、私の子どものころは、川だったんです。
その川を暗渠にして、その上に道がつくられていたんです。
今回の大雨ですが、おそらく水量が多くて、
暗渠の管の接続部分から水があふれだして、まわりの土砂を削ったんでしょう。
道路が陥没したとのこと。
こんなことは、暗渠と道が50年以上まえに出来てから、今回初めてのことです。
遠くから近所の人が『こんなことは、初めてだ』と、遠くから工事を見ていました。
ふつうなら、この一題なんですが、石垣山のみかん園にも騒動がありました。
こちらはイノシシ騒動です。
先週以降、この1週間で、みかん園にイノシシが入って、
みかん畑の中にあったサツマイモが、ごそっと食べられちゃったというんです。
どこからイノシシが入ったのか、鉄柵で畑は囲ってありますから。
3軒の畑が共同で柵で囲ってましたから、いったい出入り口がどこか問題になりました。
当方が管理している畑ですが、今朝の帰りに見たら、
鉄柵が曲げられて、へし上げられて、大きな通路つくられていました。
これは、それなりに大きなイノシシによる仕業です。
別のところでは、柵の外に出ようとして、鉄柵をへし曲げたあとがありました。
そこは頑丈だったんであきらめて、この箇所を出口にしようとこじ開けたんですね。
みかんの収穫期が来て、イノシシの活動が活発化しています。
まだみかんは、本格的ではありませんが、栗とイモなど根菜類を狙ってますが、
ここでしっかりと防がないと、
みかんについても、地面の1.5メートルくらいにある熟しだしたみかんが、ことごとくがやられます。
早く入口を見つけてふさがないと、収獲するはずのみかんの半分以上がやられます。
イノシシと人間と、どっらがみかんを採るか、
知恵と力、執念の根気比べです。
みかんをめぐる戦がはじまってます。
みかん園に行った時は、新聞もテレビもありませんから、
帰ってからのアメリカの大統領選の結果に驚かされました。
アメリカという国は、良くも悪くも世相を語ります。
こうした真顔で非道をひけらかす人を、どうして国民の多数が支持するなんてことが。
わたしなどには、ちょっと考えられないんですが。
しかし、それが現実です。
これから、はたしてどんな政治が展開されるのか、どんな問題をおこすのか、
アメリカ国民とともに、世界の各国に災いをきたさせないように、
わたしなども、注目していきます。