「港幸樹&菊地まさはる~ちょっと大人のコンサートになるのかしらvol.2~B-side」( 新宿ミノトール2)2008.12.10
行ってきました、私てきにはちょっと苦手な新宿ですが(笑)普段舞台で役を演じてる彼らしか観たことがないので、いったいどんな世界を見せてくれるのか、結構楽しみにしていたんです。いやぁ~とても楽しいひとときを過ごさせていただきました。レ・ミゼラブルやミス・サイゴンでお馴染みのこの2人。昨年に引き続き2回目のライブで、二日間行われました(A-sideは12月8日)。たっぷり2時間半、酔い痴れたり、笑ったり、歌ったり。5、60人ほどのハコでしたから、合間の休憩もお客のもとに来て話して回ってくれたりして、サービス満点!ライブの内容も、ファンのツボを十二分に刺激してくれました。最初は…菊地氏がどんな形のライブやコンサートでもオープニングはこれ!という「キャバレー」より♪Willkommen♪をお2人で、そして第1部はまずソロから始まりました。(以下港氏→M・菊地氏→K) K ♪Moving Too Fast♪ 「ラストファイヴイヤーズ」より M ♪I Love You♪ (尾崎豊) K ♪Can't Help Lovin' Dat Man♪ 「ショウボート」より K ♪Shiksa Goddess♪ 「ラストファイヴイヤーズ」より M ♪Unexpected Song♪ 「ソング&ダンス」より M ♪Only Love♪ 「スカーレットピンパーネル」より合間にこの曲を選んだ理由だとか、色々とトークを入れながら、じっくりと聴かせていただきました。次にお2人のデュエットです。 ♪Proposal/Night was Alive♪ 「タイタニック」よりかなり難しい曲だとは思うんですが…私は岡&綜馬のデュエットでしか聴いたことがないので、今回聴いてみて、来年再演する時はアノ2人じゃないんだなって改めて実感した次第(ヾ( ̄o ̄;)ォィォィ)人が違うと全然違うものになるなぁ。これは前に松原剛志君と港さんがデュエットしたことがあって、それをどうしても菊地氏がやりたかったらしい。 ♪闇が広がる♪ 「エリザベート」より迫力あったよ。2人の闇広は本当にすっごく良かったよ。エリザの中でも一番好きな歌なので嬉しかったけれど、何せ私は前日に祐&健治で舞台観て来たばかりだったので・・・。ここで第1部は終了。途中、先日行われた「レ・ミゼラブル」の製作発表の裏話を少しして下さいました。みんな意外に地味な色の服で、白を着ていった港氏はかなり目立った模様。何を話しても、誰と話しても、最後には「で、なんで白?」と言われたとか。お2人は少しの休憩を取った後、すぐに出てきて私達客席を順番に回ってくれ、話をしてくれました。そしてお待ちかねの第2部です。これは昨年も同じ企画だったようですが、「レ・ミゼラブル」からお2人で色々と歌ってくれるというもの。ライブ名のA-sideとB-sideというのは、主にバルジャンとジャベールを逆にして歌うということになっています。まず最初に♪囚人の歌♪をジャベM・バルKで歌ってくれました。いきなし菊地氏は黒のタンクトップに短パンに裸足といういでたちで登場で、会場は大笑い。その後着替えて、♪司教~バルジャンの独白♪を。司教の歌を港氏が歌うと「普通は(ここで自分の持ち歌は)歌わないよなぁ。よく歌うよ」と菊地氏が突っ込んでいました。でも客は嬉しい!やっぱり彼の司教は好きだわ~逆に港氏はコンブフェールではなく工場長がやりたいとあの工場の最後のシーン♪俺もドジだぜ…このスベタ 出てけ♪と歌ってくれました。ここで、菊地氏が、工場長の裏話をひとつ。どうしても前に出たくなるんだけれど、これより前に出ちゃ駄目という決まりごとがあったり、あの手紙をファンティーヌにいやらしく見せびらかしたりする時の演出の駄目だしなどを聞かせてくれました。♪馬車の暴走♪のシーン、スローモーションなどを交えて、♪裁き♪そして♪対決♪これは迫力あったなぁ~あとで♪最初の攻撃♪の最後のくだりもやってくれたけれど、すんごく良かった。一幕ラストの♪ワンデイモア♪はさすがに収拾が付かなくなるといいながらも、逆に「1人ワンデイモア」ならできるかもと・・・次回(来年)に期待したい。♪再びバリケードで♪での軍人・アンジョルラスを歌ってくれ、客席の私達が♪警告は嘘だ 市民は立つぞぉ~♪を一緒歌いました。これも、音を一音聴いてから歌うというポイントも教えてくれました。その後も、途中はけた間にしっかり髭を剃ってきた菊地氏が♪カフェソング♪を歌えば、港氏は♪ジャベールの自殺♪を。これ私てきにはかなりチキン肌もので、この日歌ってくれた中で一番良かったかも~来年はまだまだ色々と歌ってくれそうな予感です。その後エンディングを迎え、アンコールで♪アメドリ♪を。アメリカが博多になってましたけど(笑)最後に入口で送ってくれて(私達はみんながアンケート書いてる中早々に出たので)ちょいとゆっくりお話させていただき握手して帰って来ました。一緒に行ったK様が、リクエストとして「何の曲でもいいんですがアカペラで歌ってくれませんか?」と港氏に次回のリクエストを。それを聞いて「あぁそれもありだなぁ」って。確かにこれくらいのハコならマイク通すより、いい感じに響くはず。個人的に私が好きなタイプの歌い方というか歌う声はあるパターンがあってね。あえて書かないけれど、港さんの歌はそれに近いものがあるのよね。これがアカペラできたら多分チキン肌もので、涙うるうるになる可能性大だな。とにかく楽しいライブでした。絶対に来年も行くぞーッ!!それと忘れちゃいけないのが、今回のピアノの演奏です。間野亮子さんという東宝のミュージカルではお馴染みの稽古ピアニスト(本番も演奏したりしてます)で、彼女のピアノがまたいいの。ホントにいいの!これだけのコンサートがあったら行ってもいいといえるほど価値のあるものでした。大好きなレミとかサイゴンだとか、思いっきりよくピアノ伴奏のみで聴けるってあまりないからね。途中ものまね好きな港氏が、ビリーさん(歌唱指導の山口氏)のものまねをしたのですが、菊地氏いわくこれがソックリだそうで、間野さんには大受けでした。これは周知のものまねだそうで、時々塩田さんが「ね、ビリーさん」と港氏にふったりするんだそうです。実に塩田さんらしい話です。ものまねといえば、製作発表の時の祐一郎さんのものまねもしてくれました・・・「頑張るぞぉ~!」ってね。フリもありで。これもみんな大笑い。でもね、港氏はかなり祐一郎さんをリスペクトしているんだそうで、決してイタズラ半分にものまねしてるわけではないと説明しておりました。久々にレミの歌聴いて、なんか嬉しかったです。ずっとサイゴンモードでしたからね。ますます来年が楽しみです!!久々にじっくり聴こうかなぁ~