俳優祭「白雪姫」
歌舞伎が苦手な私がこんなのUPするのも変ですが。先日TVで放映されてて、演目に惹かれてついつい録画。そもそも俳優祭がなんだかも知らないんだからね、私。歌舞伎にもこんなのがあるんですね。まさに歌舞伎版タナボタです(笑)観てよかったですね~楽しかったです。幕間には役者さん達がロビーにて徹底的にお客様サービスに努めます。こりゃ客は喜ぶわ~役者さん達エライです。アッパレです。ま、客あっての舞台ですからね。お客様は神様です!ってことかしらん。でもこれって、1回限りの公演よねぇ。これこそ、プラチナチケットなんでしょう。K子に聞いたら「取れるわけないじゃん」と。だよね(笑)そんな中、K子のご贔屓の海老ちゃまはというと・・・相変わらず無愛想な・・・父上は、並んだお客一人一人の目の前で、寿司まで握って、サービスしているというのにさ。あんたは唐揚げとポテトの入れ物渡すだけじゃん。も少し愛想よくしたら?と思ってしまいました。菊之助さんはとっても愛想良かったのにさ。染五郎も客と一緒ににこやかに写真撮影してたのにさ。それでもファンは嬉しいんだろうねぇ。さてさて肝心な「白雪姫」白雪姫の玉三郎様は相変わらず素敵です。いくつになってもホント綺麗ですよねぇ。最初に笑ったのは團十郎さんと海老ちゃまの親子での鏡のシーン。よくわからないんですが、何で團十郎さんが登場するだけであんなに笑いが起きるんでしょう?團十郎さんてあまり女形はしないの?とにかく客に一番、いや二番(菊五郎さんには負けてた!)笑いが起こった。そして鏡の向こうには海老ちゃま。この2人、どこまでエスカレートするのか、ハラハラしながらも大爆笑で観ちゃいました。「千倍も、万倍も・・・」と言い続ける父上に「くどい!」という一言!多分扇子にあの場で好き勝手に扇子を動かしたのでしょう。同じような動きにするのに必死の海老ちゃまでしたが、勝手が過ぎたようで、おでこににバシッと!でもあれも元から?違うだろうな・・・あの苦笑いは。最後に「暗転でしょ」の一言!とにかく大笑いでした。続いて私が受けたのは、動物達の登場でしょう。歌舞伎役者の名前はメジャー(何を基準にメジャーなのかわからんが)な方々ならわかるのですが・・・タヌキ・キツネはおいといて(よく知らないの…すみません)ウサギの菊之助さん可愛かったですねぇ。シカの染五郎さん、エアプレーンて言うんだっけ?ダンスとも何とも言えぬダンスを披露してましたね。ここまではフフフと軽く笑ってたんですが、この後は爆笑でした。獅童さんのイノシシ、勘太郎さんのリス、右近さんのサルいやぁ実に楽しそうでね。特にサルには大笑い!しまいには、お尻ペンペンでしたしね。ここで動物はおしまいかと思いきや、クマで橋之助さんが登場とは!「くまった、くまった!」とおやじギャグみたいな台詞も飛び出しいやぁ、皆様参りましたよ。そうそう歌舞伎役者だけかと思いきや、波乃久里子さんの登場にはビックリしました。こういうのもアリなんですね。さて一番の笑いをかっさらったのは、やはりこの方でしょう。菊五郎さんです。千手観音をやってみたかったとおっしゃってましたがただの千手観音じゃなく北千住観音とは恐れ入りました。後ろに列車ごっこのように人が並び、千手を・・・「北千住、北千住、次は~」と振れば後ろの面々が「南千住」です・・・眠り続けてる白雪姫に対して「あまりよく寝て乗り越しのないよう~」です・・・笑いもせず大真面目にするから面白いんですよね。とにかく久々に楽しませていいだきましたよ。最後に芝翫さんがご挨拶。私昔から結構顔が好みなんですよね。娘さんが学校の先輩だったというだけで、なんとなく身近な感じもします。その娘さんが一番父上に似ている気がしますが。で、肝心のご挨拶・・・「楽しく面白くご覧いただけるよう一人一人工夫を凝らし~」と。客を喜ばせるというより、自分達がトコトン楽しんでいらっしゃる気がしましたね・・・いや多分そうでしょう(笑)多分あの場でのアドリブも多かったのではと思います。そうそう王子役の幸四郎さん幕が降りる間際まで青いハンカチで汗ぬぐってましたよね。アッパレです!!