龍馬さんと「いろは丸」事件。
今日、会社に行くと「はい、お土産!」と、小さい透明なパックに入った黒い何かを手渡されました。よーく見ると「石炭」。あなた様は「いろは丸事件」というのをご存知でしょうか?といっても、ほとんどの方は知らないことでしょう・・・。慶応三年(1867)年4月23日、長崎から大阪に向かう いろは丸と、紀州塩津の港を出て長崎へ向かう明光丸が、今でいう「鞆の浦」沖(広島県・福山沖)で激突・沈没したんです。いろは丸は、坂本竜馬さんが率いる海援隊が大洲藩(愛媛)からやっとの思いで手に入れた蒸気船でした。龍馬さんは、万国公法を取り出して明光丸側を圧倒し、悲鳴をあげた紀州藩は、やむをえなく海援隊に賠償金七万両(現在のお金で約50億円?)を支払いました。話し出すと長くなりますので、これくらいにしますが、この事件で沈没したいろは丸に積んでいた「石炭」が今日のお土産だったのです!!!何年か前に調査を行って、海の底から引き上げられたもの。鞆の浦へは、何年も前に行って、同じ石炭を買いましたが、どこへ行ったか・・・。来週、11月15日は、龍馬さんの誕生日であり、命日。「石炭」は、何かのメッセージでしょうか!?ブログで龍馬さんのことを書き込むのは、きっと初めてなので、梅太郎7の大好きなエピソードをご案内します。龍馬さんの同士のひとりが、腰に自慢の長い刀をさしていました。それを見た龍馬さんは、「無用の長物。わしは、いざというとき役に立つ短い刀を持っちゅう」。同士は、長い刀を短いものに変えて再び龍馬に会うと、龍馬さんは、「刀なんか時代遅れ、これからはこれぜよ!」とピストルを見せる。同士は、大変苦労してピストルを手に入れ、次に会ったとき龍馬さんは、「武器より学問。わしゃあ、これっ!」と万国公法(国際法)の本を取りだしたという逸話です。同士の方は、最後の方はフラフラになったことでしょう(*_*)。読書の秋、久しぶりに『龍馬がゆく』が読みたくなりました!