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テーマ:今日の出来事(292793)
カテゴリ:生涯青春
月に二回ほど訪れる天5・中崎商店街の青空書房の坂本健一さんから、ご自身のことが記された掲載紙を頂いた。
朝日新聞夕刊の一面に6段抜きで掲載された「本日休業愛を込めて」(4月14日)と、そのことを報じた天理時報の終面6段抜き「あなたに贈りたい本がある」(6月3日)がその内容である。 http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK201204140018.html 毎日曜に坂本さん手書きの挿絵付き「本日休業」ポスターが紹介されているのだ。私も数回、そのポスターがシャッターに貼ってあるのを見て、カメラに収めたことがあるが、タイムリーに歳時を盛り込んで、警世的だったり、エスプリに富んだ文言は絵とともに味わい深い。 http://nomarkukai.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-51ef.html たった4坪とはいえ、65年この場所で営業を続け、古書業界では長老として、業界紙にもエッセイを発表、また2年前に亡くなった夫人を偲ぶ『ぎったんばったん』を著されている。坂本さんは、田辺聖子、筒井康隆、山本一力さんらとも懇意である。 古書業界誌『彷書月刊』に坂本さんの「我がこころ 内なる織田作之助」(1992年)が掲載れており、17歳のとき(1940年)に『夫婦善哉』を読んで、生活感溢れるむき出しの人間性を描く織田作のフアンになったと書かれている。 89歳だが精神的にかくしゃくとされており、話すと小説や作家の話が尽きず教わることが多い。新聞社の女性記者を恋人といって憚らない、生涯現役の読書人、余輩もかくありたいもんだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年06月05日 21時17分05秒
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