屋根の事4
最近は今後起こるとされている大地震に備えて軽い屋根が人気です。屋根全体の瓦の重さがどこで変わるかというと、材質、形、厚さ、大きさ、重なりの量、くらいでしょう。瓦の材質の種類は少なく、特殊な物を除けば、カラーベストのような石膏やアスベストを固めたような物と(よくわからない)、セメント系、粘土の焼き物、といったところです。カラーベストは薄く軽い、セメント系は強度を保ったまま薄くする細工や混ぜ物ができるのでいくらか軽い物がある、粘土系は焼き物なので、薄くしたり複雑な形の物ができないため、重さにそう変わりはありません。和型の様に湾曲した形は平型に比べ面積が増える分重くなります。材質が同じ場合は薄く(軽く)するほど強度が低くなってしまいます。瓦を大きくすれば、重なりの部分の全体量を少なくでき軽くする事ができます。和型も以前は坪あたり60枚以上の物もありましたが、最近は53枚物が一般的になっています。