甘エビの尾頭汁テント風
甘エビの頭や尻尾はどうしていますか、頭や殻をそのまま、又は焼くなどした後、出汁を取って汁物にするのが一般的だと思います。頭は煮てもなかなか出汁が出ないし、中のミソも食べづらくもったいない、そこで、高知のツガニ(モクズガニ)汁の作り方を応用し、テント風の尾頭汁を作ってみました。途中食べ物に見えなくなりますが、なかなか美味しいので、辛抱して見て下され。まず殻と頭を全てすりこぎで潰します。目玉を取るとより色よくできると思いますが、目玉も栄養の内で一緒に潰してしまいます。潰すとこんな感じ、粉々にする必要はありません。潰した殻をザルの中でギュッと握って汁を搾り出し、殻と絞り汁に分ける。布巾に入れ絞ってもオッケー鍋に必要分のお湯を沸かし、中に殻を入れ煮立てる。数分(適当)煮たら、殻をアミ等で掬い取ります。殻が残ると食べづらいので、きれいに掬うこと。火を弱め、絞り汁を投入。徐々に絞り汁が固まり浮いてくる。強火だと固まりが小さく、弱火だと大きめになります、お好みでどうぞ。後は味噌味やすまし味などの好きな味付けをする。殻とミソの旨味が全て詰まったエビ汁の完成です。今回は味噌仕立てにしてみた。※子持ちの場合は最初に卵を削ぎ取り、絞り汁と混ぜて使うといいでしょう。