産まれますた<その3>
え~皆様こんばんわ。keikoneiの夫のkazunです。昨日はちょ~っと横になったら思わずコトきれてしまいました。更新しようとしていたのですがいわゆる「うっかり」です。どうぞ許しください。まぁ今はカミさんは実家にいるわけです。産後なので実家で軟禁生活なわけです。無理もありません。更新最後となります。出産までの風景を携帯メールやら背景を解説しつつ綴りたいと思いますのでどうぞ飽きずにお読みください。第三章 ~終戦記念日~時間の流れはびっくりするほど早く、そして気を許す事無く「ひぃひぃふー」は続きます。1時間?そんな・・・まだ10分だろ?それくらいの集中力でもって時間は流れに流れ「ひぃひぃふー」は連呼されました。隣の円子夫婦も円子「痛い・・・痛いよ~・・・ひぃひぃふー」旦那は必死に腰をさする。第三者が直面したら絶対耐えられないはずです。本人(kazun)もカミさんのあの「ぅううう~ん・・・痛い痛い痛い」の表情を何べんもみせられてちゃ精神的にやられてくる。・・・・というわけでわしは陣痛室から入院室へふらふら~っと無意識に足を運ばせそう・・・・30分だけ。30分だけ堕ちました。はい。寝ました。マジ仕事後でのドタバタ劇でカミさんの苦しむ顔みて「ひぃひぃふー」を連呼してたら持ちません。若いっていっても限度があります。・・・・ガチャ!助産婦さん「あら!寝てたの?奥さん分娩するわよ」ビク!kazun「あぇ!?すみせん!本当ですか!?」時間を慌てて確認する。時間は朝の8時。慌てて陣痛室へ。カミさん「kazun何してたの~?痛い痛い~」わし「ひぃひぃふー」今までと違い痛さの程度がアップしているよう。その表情はもう見たくないな。うむ。マジで見たくない。これ以上寝覚めの悪いものはないだろう。どらくらい悪かったかと言うと~・・・顔見た瞬間に目から「何か」が出た。困ったことがここで一つ。陣痛。間隔が一定なのだ。ちっとも短くなりやがらない。短くなってもらわないと分娩にはならないのだが~・・・戦闘開始から8時間。ちっとも短くならない。ただ時間と、いきみ具合から分娩に踏み切る事に。で、あるていどひぃひぃふーをした後、いざ分娩室へ。どうやら隣の円子さんもそういった動きになるようだ。旦那さんも携帯片手に慌しそうだ。助産婦さんの指示でわしは入院室にこもる。分娩室には「近づくな」というサインがそこにあった。でもさ~・・・入院室に一人ってなんかさ~・・・いてもたってもいられないのよね。寝ちまうか~って気にも到底なれない。まるで野生からある日突然、強制的にオリにぶち込まれたライオンだ。室内をグルグル回って、ねっころがってみて。うん。拷問だな。・・・・とその時!ピーポーピーポーピーポーえ!?何?ウチ?救急車到来。なんだ?なんだ?状況が理解できない。ウチなのかな?いやそりゃ無いだろう。冷静に色々考えてみる。仮にウチだったら俺に説明があるはずだべ。旦那に説明なしで呼ぶはずがない。思わず入院室を飛び出す。助産婦さん「なんでもないから部屋に入っててください」わし「は・・・はい」その後、カミさんは「とぼとぼ」と陣痛室へ入っていく。※どうやら隣の円子さんが難産の極みで切開沙汰になったそうな。 で、陣痛室へ行ったカミさんはM字開脚でレッツゴーの時と同時に 救急車が来て対応してる最中、M字のまま放置されて開いた子宮口は 「待ってる間」に閉じてしまったそうな。タイミングだねぇ。まったく。 で、先生が来たと思ったら「ん?チ!閉じちゃってるじゃん」と 戻されてしまったそうな。※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 2005/09/20 09:02sub 長いなぁ「戦闘開始から9時間。来るようで来ない闘いは続いています。 隣でひぃひぃふーを一緒にしていた妊婦さんは難産の極みで どっかに搬送されたもよう。こちらは一般的な持久戦です。 ハラヘッタ タバコスイテエ ネムイ 負けません」※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※その時、歴史は動いた。また産道が開き分娩室へ行く事となる。ちょうどカミさんのお母さんも来てタイミング的にはOK。ドッキドキの瞬間である。ただ、陣痛の波は相変わらず「一定」なので時間はかかるとの事。今度は・・・カミさんのお母さんとわしとで入院室を行ったりきたり。今か?今なのか?あとどれくらい?カミさんのお母さんと話をしようにも上の空。それなりに話をしていようとも・・・どこか上の空。そりゃそうだろう。思わずカミさんのお母さんと病室を出て分娩室に近い待合室へ。近くから聞こえる。妻「ふぅぅぅ~~~~痛い痛い・・・」聞いてられない。ちょっと距離を作る。いよいよか。いよいよなのか。俺はパパになれるのかね?一抹の不安をよそに事態は進む。・・・・カミさんのお母さんからそろそろだよ!と言われ近づく。そう。生まれるギリギリまでは助産婦さんが面倒を見て「今だ!」というときに先生が来るのだ。助産婦さんの部下が「これ以上は来るな」と言わんばかりにカーテンを「シャーーーー!」と閉めにかかられるがここまで来て引けぬ。その瞬間!先生・助産婦「はい。おめでとう~~~」そんな声が聞こえた。わしとカミさんのお母さんはドキドキの頂点に達している。赤子「フギャーーーー」その瞬間!カミさんのお母さんはハンカチを手に涙を拭う。その瞬間!わしはダムが崩落してしまい入院室へ飛び込む。ここは必要だろう。崩落しねぇ男は男じゃねぇ。※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※2005/09/20 10:59sub 産まれました。「10時53分。元気な子産まれました。ここからでも泣き声が良く聞こえます。」※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※3420グラム。 50.5センチ。そこそこデカイ子は産まれました。名を「宇欄(うらん)」と仮決定。妊婦さんを卒業し、3年後あたりにまたなるのかね?出産直後、1時間後だったかな。カミさんと会って入院室で開口一番こう言った。keikonei「もう一人いくよ」次はわし、一晩もつかねぇ。その辺が本気で「はぃ??」と思った。これからが大変と人は言います。あぁ大変だろうねぇ。大変じゃなきゃ親が困る。親の立場がねぇじゃねぇか。困るから頑張れるんじゃねぇのかい?そこで放棄は親にあらず。育児が嫌なら親辞めな。大人ってヤツはそんなんじゃねぇべ?というわけで自分は頑張ります。長々と3部に別れて出産のあらましを紹介させていただきましたがお付き合い頂きまして誠にありがとうございました。これにて自分の役目は終わりでございます。keikoneiは今、実家にて療養しておりますのでそのうち復活すると思います。それまで今しばらくお待ちください。では皆様、また機会あらばお会いしましょう。お相手はkeikoneiの夫、kazunがお伝えしました。3部でのお相手誠にありがとうございました。重ねて御礼申し上げます。