氷山の楽書き帳(天下無双の聖地)
今宵は「遷御の儀」が執り行われる伊勢神宮。式年遷宮のクライマックスとも云われている神様がお引っ越しする夜である。夕方から夜のニュースで必ず取り上げられるだろう。思い出してみると私は、過去に2回、式年遷宮の折りに神宮を参拝している。20年に一度の式年遷宮と私の年回りが一緒なのである。前回は40歳の時、その前は20歳の時、そして今年は60歳になる。不思議なご縁を頂いている「お伊勢様」である。20年前の写真が見つかったのでUPする。20年前のパンフレット。この時は伊勢志摩周辺をぶらっと歩いた。20年前に神宮で御朱印を頂いた時の思い出話がある。それは、本来、縦に押印すべき印章を横に押してしまわれた‥ご朱印帳を切り取る訳にもいかず破く訳にもいかず結局、横のままに日付を入れて頂いた。これがその時のもの。いろいろな御朱印をあちこちで頂いているが後にも先にも横に書いてあるのは「伊勢神宮」だけである。西暦690年(持統天皇4年)に第1回の遷宮が行われそれから1300年の歴史を持つ伊勢神宮。江戸時代には「お陰参り」「抜け参り」と言って集団参拝が流行った。何しろ、犬まで「お伊勢参り」をしたそうな‥(餞別までもらってである‥犬が‥ですよ)江戸には伊勢商人の大店も多く、「諸問屋名前帳」を見ると下り米問屋下り酒問屋茶間屋下り鰹節問屋干鰯問屋本両替屋木綿問屋真綿問屋繰綿問屋下り蝋燭問屋塗物問屋など江戸中世後期から伊勢商人は確固たる基盤を築くに至った。さて、「神宮」と云ったら「伊勢神宮」「大社」と云ったら「出雲大社」であり、本年は、出雲大社も60年ぶりの大遷宮である。二つの大きな「宮」と「社」が揃って同じ年に遷宮する事は滅多に無い。それこそ、人生に一度切りであろう。やはり、今年は節目だから参拝した方が良いかも知れない。にほんブログ村にほんブログ村