新 緑仙の日々是好日(北海道/昭和新山)
ピラミッド型した山、「昭和新山」洞爺湖から近いので有珠山ロープウェイと昭和新山に行く事にする。しかし、ロープウェイは強風のため、運休。相手が風では仕方がない。お天気宜しく山から立ち上る噴煙もちゃんと見える。昭和18年に畑が突如、噴火した。当時、日本は戦争の真っ最中だったのでこのことは伏せられていた。国民の意識は全て戦争に向けられていた。時の政府も戦争一色だった訳である。今も変わらずの政府だとつくづく嘆かわしくもある。自然はいつも唐突で思いも寄らないことを平気でやってのける。そして、二年の間、噴火は繰り返され今の昭和新山になったのだが、このところ、その規模が縮小されていると言う。有珠山の噴火の歴史は古い。最近では、西暦2000年の噴火が記憶に新しく、前回の噴火から、23年目、有珠山の南西「西山」の麓から噴火した。2000年3月27日未明の火山性地震の観測から3日目の3月31日、大勢の町民・マスコミが見守る中で起こった。この時の映像は私もよく覚えている。あれから、もう12年が経ったのか‥?と記憶をたぐり寄せながら有珠山、昭和新山を強い風に吹かれいくつかのことを思い出した。西暦2000年は20世紀最後の年。いろんな事がまことしやかに取り上げられた年だった。今は、噴煙こそ上がっているものの穏やかな感じにさえ見える昭和新山。自然の力は大きい。ただ、素直にそう思うだけである。にほんブログ村にほんブログ村