氷山の楽書き帳(パニック)
「パニック障害」「パニック障害」は何が原因で起こるのでしょうか?それは、脳内の3つの部分が変化していると考えられている。「心の病い」それは誰しもが持っている。さて、この心の病いが、発病する時、脳の3つの部分に通常とは違った変化が起きていることが指摘されています。1,大脳2,大脳辺縁3,青斑核 視床下部「パニック障害」とは突然、なんのきっかけもなく動悸、息切れ呼吸困難、めまい、吐き気、などのパニック発作が起こり、これが何度も繰り返されるのです。パニック障害の不思議なところは、パニック発作が特別な原因もないのに起こるということです。「パニック障害」にはどのような症状が出るのか?「パニック障害」には<パニック発作><予期不安><広場恐怖>という3つの症状がある。「パニック発作」はパニック障害の中心となる症状で、強烈な不安と恐怖感うぃ伴います。次の13項目にうち、4つ以上の症状が同時に起きたら要注意!1、心臓がドキドキする、動悸息切れ、心拍数の増加2、汗が出る3、息切れがしたり、息苦しさがある4、喉に何かがつまったような窒息感5、吐き気、腹部の不快感6、めまい、ふらつき感、気が遠くなるような感じがする7、自分が自分でないような、今、起こっていることが 現実でないような感じがする(離人症状)8、寒気がする、または熱っぽく感じる9、胸の痛み、胸全体の不快感10、身体の一部がビリビリ、ジンジンとしびれる感じがある11、コントロールを失いこと、または気が狂ってしまうのでは ないかという恐怖12、身体が震え出し止まらない13、このまま死んでしまうのではないかという恐怖感「パニック障害」は?病院で心電図や血圧などを通常の検査をしても 身体的な異常は見つからない。?多くの場合、5~20分くらいでおさまる(長くても1時間程度)?発作が始まってから10分以内で大概はピークに達する。?発作は何度も繰り返す。「予期不安」パニック発作が繰り返される内に、患者の多くが「また、あの発作が襲ってくるかもしれない恐怖」という漠然とした不安が常につきまとうようになること。「うつ病との合併症」が心配される病いで薬やカウンセリング、認知行動治療などと組み合わせて、発作をコントロールしてゆきます。「パニック障害」は良くなったり、悪くなったりしながら、少しずつ回復していきますので、焦らず治療し、発作の不安から開放され薬を飲まなくても改善した状態が維持出来るように治療します。そのためには、家族や友人など周りのサポートが重要です。病院で何も検査結果が悪くないから、「我が儘病」「贅沢病」とか周囲の人から言われると益々病状は悪化します。「パニック発作」は(私はこのまま死んでしまうのではないか…」と思う程の激しいものですが、実際には死ぬことはありません。患者さんの周囲にいらっしゃる方は、発作が起きた時には、おさまるまで慌てずに付き添って見守ってあげて下さい。そして、出来るだけそばにいてあげて下さい。「一緒にいる」ということは、物理的な時間を共有することではなく、精神的に一緒にいるということです。一番身近なご家族が、この病気の辛さを理解し、見守っていてくれていると感じるだけでも、患者さんの安心感はとても大きくなります。「パニック障害」は、意外にもありふれた病気で100人に1人が罹ると報告されています。近年、パニック障害に関する医学が進み、特効薬も開発されてはおりますが、全員に効果がある訳ではありません。お一人で悩まずに、まずは医師に相談しましょう。 「皆、苦しさと闘っている‥でも一人じゃないから‥」