官房長官会見
アルジェリアのテロで新たに日本人、二人の方の死亡が確認されました。本当に痛ましい事件、許されない事件です。で、昨夜の官房長官の記者会見。事実を淡々と。それ以上に言い様がないんでしょうね。先に確認された7人の方のことは「顔を見て」という言い方をしたのに今回は時間がかかりましたが、確認がとれました、と。国籍不明のご遺体の中から、懸命な確認作業によって・・・と。もう、この言い方だけでご遺体がどんな状況だったのかは想像に難くないです。鑑識、地元警察、医師、そんな単語があるだけで状況は分かる。一通りの説明が終わったところで質疑応答。「どうぞ」と、一人ずつ記者にキチンと質問を促す官房長官。で、指名された記者の方が「時間がかかったのはなぜか」「どういう状況で確認したのか」と聞くのですが、え、それ今、説明したじゃん。え、それどう考えても、ご遺体の状況が大変だって分かるじゃん。ってことを次から次へと、それぞれの記者が同じようなことを聞くのはなんでなんでしょうね。人の話、聞いてないのか、質問したという実績が欲しいのか。これが取材する側か・・・とちょっと呆れてしまう質疑応答でした。それでも、怒ることもなくムッとすることもなく「どうぞ」と次を促し、同じことを聞かれても声を荒げず「・・・・・ということです」と同じように説明をし、わからないことは「わかりません」とキチンと返答する官房長官。冷静ですね。トップの側にいる人は冷静さが大事。安倍内閣はどうなることかと思ってたけど、首相を支える周りに恵まれているような気がしてます。現地に飛んだ城内政務官(政務官だっけ?)の冷静な仕事ぶりも辛い仕事だろうに・・・と思いながら見てます。しかし、明日、政府専用機でご遺体が帰国され、ご家族の確認が取れてから氏名の公表をするご家族が自分たちの目で確認するまでは公表は勘弁して欲しいと言っている、と説明されているにも関わらず、現地の病院で氏名を確認して家族のもとに押し寄せるマスコミ。亡くなった方のプライベートを暴くことなんか誰も望んでいない。