安心して下さい、そこそこ出来てますよ
義母が倒れて間もなく3ヶ月。治療の甲斐があって、先日ついにリハビリ専門病院に転院となりました。一日じゅう、歩く練習や食べる練習や話す練習や・・・いろんなプログラムがあって少しずつ少しずつ、ゆっくりだけど回復してます。「歩くのは無理です。車椅子に乗って移動できれば最高です」「ご飯が口から食べられるようになるのが最大の目標です」ってお医者さんが言うので、そうなのかぁ・・・とドンヨリ思ってたけどさ。ガンバリ屋さんで負けず嫌いで運動大好きなお義母さん。リハビリの甲斐あって、ちょっと支えると歩いてます。ご飯はトロトロのご飯だけど、自分で口に入れるようになりました。車椅子にも移れます。乗っていても前に倒れませんよ。声をかけても、寝てばかりいて意識混濁していたのがウソみたい。おーい先生! 言ってること全然違うじゃないですか~~!と思う今日この頃・・・いやぁ、回復するって素晴らしい。表情も最近は少しでてきて笑ったりするようになりました。イエ~イ。で、ご近所の方が時々「お母さんどう?」と様子伺いに来てくれます。だいたい皆さん「お母さんはガンバリすぎる人だから」と言われます。「いやぁ、ヨメがこんななんでお母さんガンバッちゃってたんでしょうね~」と言うとだいたい「そうなのよね~」って言われますしかもくも膜下を発症したのは、私がデキナイ嫁すぎて負担が大きかったのよ、的なニュアンスだぞ。ヨメがこんなでもそんなでも、お義母さんのあの性格というか性質(タチ)というかあれは昔っからああだった!って家族の皆さん、みんな言うけど。おっかしいな。意外にもヨメ、がんばってたんだけど、ご近所には「何もできないヨメなので、姑いつまでも頑張ってる」と思われてたんだな。チッ。なんかいろいろ腑に落ちない。昨日来た、ご近所のおばちゃん。塩蔵の山菜を持ってきてくれました。「戻し方分かる? お母さんなら分かるんだろうけどお嫁さんはねぇ」的な言い草。挙句に「おヨメさんも、そろそろいろいろ覚えないとね」とまで。アレ?その山菜、毎年もらいますけど、お義母さん毎年塩抜き失敗してますよ。とは口が裂けても言えません。お義母さんのところに行って、ご近所の人に「そうなのよねぇ」って言われたわよって言ったら珍しく大爆笑していたお義母さん・・・・。あぁ、声は出ずともこんなにも爆笑するようになったんだ、と嬉しくて泣けてきた。お義母さんの笑顔のためなら、ダメ嫁と言われてもいいもんね。みんな知らないだろうけど、今年はお義父さんのリクエストでお漬物もいろいろ作って、お魚だってバシバシさばいて地元行事でもキチンとお膳準備して、バッチリ。フフン、長男の嫁歴20年、そこそこの家事はできますって。