【本】ビジネス・リーダーへのキャリアを考える技術・つくる技術
11月23日に行われたBLSのセミナーで使用されたテキストをやっと読破した。自らのキャリアを考える上でとても勉強になる一冊だった。自分の人生と真剣に向き合いたい人にはお勧めできる。ただ、ある程度のバックグラウンドがないと理解できないだろうが・・・俺は日ごろお世話になっているビジネススクールとLDで勉強させていただいているので感覚的に分かる気がした。来年からH社で文系職(恐らく営業)として働く俺ですが、如何に組織を利用してWinWinの関係を築くか、これが当面の俺の課題になりそうな予感がしてます。H社がどうこうではなくて、世界を見て自分の立ち位置を認識し続け世界で活躍していけるようなひとかどの人物になりたいな。さて、この本を読んだ感想を書きましょ。まず一番に感じたのは、こんなに頑張れないって感じた。俺は本に登場してくるような人のように頑張れないし、頑張る気がない。キャリアだったり、経営だったりって言うのは所詮『手段』ただの道具で、それ以上でもそれ以下でもないと俺は考えている。だからこそ、キャリアに対して懸命に考えることのみに注力したこの本に何かしらの違和感を感じたんだろうな。まあ、俺が今置かれた内定者という立場上仕方のないことだけれど、キャリアをどう創っていくかがとても頭に残っているからかもですが・・・ただ、この本は俺が考えることを放棄していることに関して多大なる示唆を与えてくれたことは間違いないな。就職活動前の俺が読んで理解できたか謎だが、もし可能ならば1年前の俺に読ませてやりたい。今まで多くのことをそつなくこなしてきた。人から言われるある程度のことは、良くも悪くもある程度できた。出来てしまったことが、きっと俺から感じる力を奪ったのかな。自分が何がしたいとか、自分は何が得意だとかさ。だから、どんな会社に入ってもそこそこできるだろうし、自分のやりたくない仕事をやったとしても、平均程度のアウトプットは出せるだろうと考えてた。そういう考え自体がとっても甘かったなぁ。もし俺が採用担当者なら、まず落とす人材だよねぇ。やっぱり、もっとも大切なのは「自分がどうありたいか」どういう状態がもっとも幸せを感じることができるのか?どういう状態がもっとも生きていると実感できるのか?どういう状態がもっとも自分が生きている価値を見出せるか?この問いに対して、その時点で自分が考えうる最高の解を出す。そして、その解と解を出した自分自身を信じる。その次のステップとしてやっとこの本の存在意義が出てくるんじゃないかな。自分の出した解に如何にして近づくかを考える際には、組織に属する(予定の)人間には非常に有効であると思うな。ということで、時間ある人は読んでみてくださいな。