テーマ:情報・通信(898)
カテゴリ:情報・通信
【特色】ソフト開発とシステム運用が両輪。半導体・金融に強い。住商情報システムと資本業務提携
【連結事業】システム開発50(16)、インフラサービス44(17)、他6(8) 【増 勢】ソフトウエア開発が半導体向け好伸。生損保向けも漸増。システム運用管理は大連オフショア拠点への業務移管促進で、有力顧客の中国シフト拡大に伴う落ち込み下支え。SE稼働率上昇。営業益増勢。 【軽減化】住友商事のデータセンターに社内のシステム移管し、地震リスク軽減へ。大連子会社の現地採用体制強化。教育研修など技術向上に今後3年間で4億円投資。 (会社四季報2011年6月発売号より) ------------------------------------------------------------ 【上記の感想】 上記は、クエスト(2332)について書かれたもの。 保有銘柄ではないが、高利回りなので一応見ておく。 四季報の業種別分類では「SI・ソフトウエア開発」で、時価総額ランキングは全149社中79位とのこと。 まず、売上高の推移をみてみる。 単位は百万円。 2007年3月期 6892 2008年3月期 7212 2009年3月期 7281 2010年3月期 6163 2011年3月期 6333 2012年3月期 6700(会社予想 8月7日付け) 前期は増収に転じている。 今期もその流れが続くかどうかというところ。 最近の短信を見ると、 第1四半期の売上高は、前年同期比9.6%増。 通期売上高予想は、前年同期比5.8%増。 したがって、第1四半期の売上高は、順調といえよう。 その短信に、業界全体のことが書かれていたので、引用しておく。 ---引用開始--- 当社グループ(当社および連結子会社)の属する情報サービス業界においては、経済産業省の「特定サービス産業動態統計調査 2011年5月分 確報」の情報サービス産業の項(抜粋)によると、5月の売上高は、前年同月比5.8%減と24ヵ月連続の減少となり、情報サービス産業は、依然厳しい経営環境のままに推移しております。 ---引用終了--- 次に、配当性向と純資産配当率をみてみる。 22年3月期 186.8% 4.2% 23年3月期 104.7% 4.3% 24年3月期 93.2%(予想) 無理があるように見える。 会社の考えはどうなっているのか、その辺を短信で見てみる。 ---引用開始--- 当社は株主のための企業という経営スタンスを従来より堅持すると共に、株主の皆様に対する安定的な利益還元の実施を経営の重要課題と位置付けております。 当社は、業績の伸張に合わせて、充分な内部留保を確保するとともに、積極的な利益配分を行ってまいります。 当社の剰余金配当の基本方針としては、平成19年度より安定的利益還元を示す純資産配当率(DOE)を利益還元の指標として採用し、DOE5%を目指して日々の業務に取組み株主の皆様のご付託にお応えする方針であります。 また当期の利益配分については、期末剰余金配当は普通配当金1株当たり30円の実施を予定しているため、当期のDOEは4.3%となる見込みです。 次期につきましても、上記の基本方針に沿って配当して参りたいと考えております。 ---引用終了--- 最後に、株価と指標をみておく。 現在値は、599円 予想PERは、19.32倍 実績PBRは、0.85倍 予想利回りは、5.01% お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/09/05 10:34:35 AM
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