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カテゴリ:世界の出来事
●ハワイに電車開通 日本人が大好きな常夏の島「ハワイ」のオアフ島に鉄道が開業した。 これまでサトウキビを運ぶための鉄道は少しあったが、本格的な旅客鉄道は始めてである。と思っていたが調べてみると、実は戦前の1889年(明治22年)にホノルルからオアフ島沿岸を西回りにカフク(北部)に至るまでの20kmの路線と、内陸のワヒアワへの支線がある「オアフ鉄道」が存在した。 アメリカ人「ディリングハム」は砂糖やパイナップル、サエザル麻をホノルル港に輸送することを目的にしたが、景色が良すぎたので観光開発も行い、ハレイワにはリゾートホテルができ展望列車も走らせたとある。 直通列車は蒸気機関車で、1日2往復し片道3時間もかかっていた。 日曜日は一等車専用列車「ハレイワ、リミッテッド」が動いていた。 しかし、その後王政廃止に伴いアメリカに併合され、戦後の1947年(昭和22年)頃に運行を停止した。 以前、クルーズ船で最後に立ち寄ったオアフ島では、バスに乗りハレイワまで行ったことがある。 その時に何処かのバス停の看板にサトウキビ列車の写真が飾ってあった。 今でも、1944年まで実際に使用していたディーゼル機関車に、1940年代に製造されたフラットカー(トロッコ車両)4両~6両を使って90分間の観光鉄道として一部区間(エワーナナクリの10km)で毎週日曜日に復活運転している。 乗車料金は10ドル。 凄いのは創設者のディリングハムの特別車両が車掌車として連結されることもある。 発着地には9台の機関車が展示されているので、今度ハワイに行ったら忘れずに保存車巡りをしょう。 マウイ島にはシュガートレインも運転している。 前置が長くなりましたが、6月30日に今回75年ぶりに開通したのはオアフ島の西部の「イーストカポレイ駅」から9駅17.7km先の「アロハスタジアム」までの一部だが「スカイライン」が開通した。 この区間の道路の渋滞は大変なもので、将来は、アラモアナセンターまで延伸し30km19駅となる予定だ。 日本の日立が製造したアメリカ初の完全自動運転の4両編成車両が高架区間を10分おきに運行、運賃はバスでも使っているICカードで1回3ドル、1日券は7ドル50セント。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023/07/04 05:49:50 AM
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