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カテゴリ:世界の出来事
●キハ183系アフリカへ 北海道で3月に引退した気動車「キハ183系」が西アフリカのシエラレオネの民間鉄道会社に売却されたようだ。 183系は1979年に169両が製造され特急「北斗」、「オホーツク」で活躍した。 ネットより 今回は、車両18両とエンジンや部品なども同時に8月と11月函館港から船積され輸送される。 あまり馴染みのない国「シエラレオネ」とは、人口800万人で内戦やエボラ熱で話題となったことがあるが、ダイヤモンド鉱山が発見されたことで鉱山の国として知られるようになった。 国内には500kmもの政府鉄道もあったが、内戦により破壊され現在は動いてない状態だ。 黒い線が私鉄。 民間鉄道会社とは、1933年に鉱山輸送として開設された私鉄「ラマンパーペペル鉄道」のことだろう。 創業者は最初の大統領である。 この私鉄は、1067mmで85kmの路線であったが、後にダイヤモンド鉱山のために「African Minerals 社」の鉄道となり標準軌に改良されたが、2015年には、中国の「山東鋼鉄集団」に買い取られた。 日本の鉄道車両はミャンマーやタイ、インドネシアなどに多く譲渡されているが、故障などするとほとんどは使い捨ての状態となるので大事に使って貰いたいものだ。 2021年には、タイに17両譲渡された183系0番台は最近改造が行われた観光列車としてデビューした。 シエラレオネの内戦などにより政府系の鉄道は1975年に閉鎖され役目を果たしていないが、鉄道車両が破壊されるのを鉄道員達が守り抜いたため現在は「鉄道博物館」に収蔵されガーラット型機関車などが見学できるようだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023/07/17 08:59:48 AM
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