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カテゴリ:世界の出来事
●キハ183系カンボジアへ この度、北海道で走っていた特急用車両のキハ183系11両が東南アジアのカンボジアに譲渡された。 これまで日本の中古鉄道車両はタイ、ミャンマー、インドネシアなどに譲渡されてきたがカンボジアは初となった。 1979年製造の183系は特急「北斗」などで活躍し、3月の定期運用を終了して7両はアフリカのコンゴへ、11両がカンボジアへ送るため函館港より船積された。 現地の鉄道会社である「ロイヤル鉄道」により軌間を1067㎜から1000㎜に改造が施され観光列車として利用される。 カンボジアの鉄道は、非電化単線で首都プノンペンからシアヌークビル方面とタイ国境のアランヤプラテートまで590.9kmあり、「カンボジア・ロイヤル鉄道」が運営している。 いずれも軌間はタイ同様の1000mmとなっているため、以前はタイとの国際列車も運転されていた。 古くはフランスの植民地時代に鉄道が建設されたが、第二次世界大戦やその後の内戦により鉄道は休止状態となっていたが道路はは整備されている。 保有する車両はフランス製の蒸気機関車1両とフランス、チェコスロバキア、中国製のディーゼル機関車7型式、気動車も数両あるようだ。 肝心の現在の運行状態は1日1往復程度で、最近タイから譲渡された日本製とメキシコ製の気動車が運転される程度だ。 今後は、中国の一帯一路計画のひとつとして中国昆明からベトナムを縦断してカンボジア―タイ―マレーシアーシンガポールと続く鉄道に組み入れられる構想もあるようで、ベトナムホーチミンとの接続も検討されている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024/04/18 09:29:40 AM
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