6月12日(日)
第39回おかあさんコーラス東北支部大会
全国大会に我団体の出場が決定した。
ほらこの通り、
団長が受け取った全国大会推薦状をカメラでパチリ
朝早くから新幹線で仙台に行き、そこから仙台空港アクセス線で杜せきのした駅で降りた。
土日のフリー切符なので在来線は窓口で人数分を代表がまとめて人数分購入。
杜せきのした駅からつながってる通路を歩いて行くとイオンモールがあった。
「わ~さすが仙台は便利だ、駅と買い物できるお店が通路でつながってる~、
その点青森駅も新青森駅もだめだ~」とか
「仙台は若者が多いなあ、青森は年寄りばかりだ~」とか、いかにも田舎者の発言だ。
そのイオンモールの「島村楽器」を予約してたので、そこで11:00~12:00まで練習。
中にはドラムなどの楽器があったせいで予想してたとおり狭い部屋だったけど、1時間1,620円は安いし、指揮者とピアニスト入れても19名なのでなんとかしっかり入ることができた。
困ったのはピアノがシンセサイザーなので、音がきついのと鍵盤の数が足りなくて、伴奏の方は適当にやった感じだった。
でも、私達の今回の曲は郷土の歌で、拍子木や太鼓が入るせいで、いつものコーラスと違うのでその点は我慢できたかもしれない。
とにかく、練習も無事終わって、その後はいよいよ名取市文化会館へ歩いて移動。
その道案内をしてくれたのは仙台在住の我メンバーの一人の息子さんだ。
そのメンバーは息子さん家族の所に一泊していくらしく、息子さんもとても活発で人当たりのいい親切な方で、道案内をしてくれて、文化会館では団体写真も撮ってくれた。
「こんな立派な会館で歌えるなんて最高!」って、皆嬉しくなった。
まずは受付してプログラム受け取って、お弁当受け取って、お昼ご飯を食べ、その後は着替え。
結構暑い日だったので、着替えをしたら涼しくてさっぱりした。
私達の今回の衣装は簡単な和風柄の綿素材の上着と黒の七分丈のパンツなので軽快なのだ。
残念ながら今回は衣装の写真はないけど、次回には衣装も披露したいと思う。
さて、しばらくして私達のリハーサル時間がやってきて、15分間の割り当てられた時間のリハーサル。
その練習室がものすごく音が響いて気分が良くて、その前の練習の島村楽器はスタジオなので音を押さえた作りだったのでギャップを感じたのであった。
しかし、本番のホールは又どの程度響くのかこれは一発勝負でわからない。
とにかく、リハーサル後はまもなく本番になって、いよいよ舞台の上に。
今回は事情があって欠席者が多かったせいで17名で、三部合唱なのにメゾソプラノが4名しかいない有様で苦肉の策で私ともう一人がソプラノパートとメゾパートを掛け持ちで歌うことになっていて、今回は前列で歌うことになり、勝手が違ったのだが、もう開き直りで心を集中して注意されてたことを思い出しながら皆懸命に心を合わせ、私たちなりには満足して十分精いっぱい歌った。
声も良く響く良い会場に満足したし、二曲無事に終わり拍手を受けて、舞台の袖に下がり、廊下を歩きながら皆自己満足で指揮者も満足で「よかった、気分良かった~」と皆ニコニコだった。
ホッとして、あとは着替えして、他の団体の演奏をじっくり鑑賞。
しかし、どこも皆うまいわ・・・
しかも、女声コーラスならではのパフォーマンスはいつものことだ。
例えば歌だけでなく振付があったり、衣装が二曲目に早変わりしたり、目で楽しませてくれる部分がたくさんあったし、能とか狂言の衣装や歌が入った団体もあった。
その中でシンプルな歌だけで勝負の団体は歌が本当にうまかった。
声がきれい、発声がいいからだし、若い人が多いと思った。
だんだん、年とってきてる我団体も昔は若かったのに、こればかりはしょうがないが、もう少し発声を何とかしたいものだといつも思う。
特に女声コーラスは、ソプラノはもともと発声がよくなければいけないので意識が高いが、アルトが美しい団体はしっかりと全体にきれいなのだと思う。
さすがに東北大会はレベルが高くてひどいアラはまずないのに感心した。
とにかく、いつのまにか閉会式を迎えた。
今回は最後までいたのは結果に期待があったからなのだが、まさにこの閉会式を最後まで見たのは14年ぶりだ。
審査員の長々とした漫才のようなお話で笑わせて時間を長引かせていたが、早く結果が知りたくて本当にうずうずだった。
今回は東北6県で46団体の出場だったが、その中から全国大会には5団体が推薦されることになっていて、さらに全国大会開催県が一枠増えるので、結果として6団体が推薦されることになっていた。
上位は12位までと言うことだった。
その推薦された6団体は、宮城県から1団体、福島県から1団体、秋田県から1団体、青森県から3団体だった。
この青森県の3団体の中に我団体が入ったわけだが、実は正直あまりうれしくない部分があった。
それは、青森県の中でいつも選ばれる上手な団体が二つあって、どうやってもかなわない上手な団体なのだが、一度全国大会に出ると3年は出れないと言う規定があるらしく、今回は一団体は出れないので、同じ指揮者が急遽新しい名前の団体名で同じメンバーを含めた団体を作って出場し、見事な演奏でしっかり選ばれたのだった。
我団体は一番最後に呼ばれた団体で、つまり全国大会開催県のお情け枠の一団体となるわけだ。
それでもあまりにも下手であれば、基準に達しない成績とみなされ、今年はお情枠はありませんとなって、5団体のままだったはずなので、一応推薦されてもいいとみなされたと言う意味で喜ぶべきなのかな・・
でも、我団体の仲間は「やっぱりな~、ああ、同じ青森県のあの指揮者の団体さ、同じ青森県なのに急遽新しく団体作って出場してくるなんてショックだよね・・・」ってなんかすっきりしない憤りを感じたのだった。
それでも、皆一応全国大会への切符を手にしただけでメンツは保たれたので、良しとした。
帰りに文化会館の前で最後まで残っていたメンバーで夕暮れ時になったが、記念写真を撮った。
その後は、又歩いて杜せきのした駅に行き、列車に乗って仙台まで行って、仙台でやっと自由行動。
お土産買ってるうちにもう7時半を回ってしまい、急いで夕食の場所さがし。
先に食べてるメンバーに携帯で連絡とって、仙台駅の中の牛タンの店に入ったが、混んでいて、お店の人の待遇が悪くて頭に来てしまった。
生ビールを飲んでるうちに注文した牛タンが早く来ないかなと待っててもなかなか来ないので催促したら、「あんたたちは後から頼んだんだから遅くなってもしょうがないのよ。」「今焼いてるんだから待ってて!」って。
一人のメンバーはお酒お飲まないから牛タン定食を頼んだけどそれも又遅くて、やっと来たと思ったら、牛タンが黒く焦げて焼きすぎで、味も塩辛すぎだと言った。
二人で1・5人前の牛タンがやっときたのはもう8時半過ぎていて、それを食べても当然お腹は満たされないのだが、あまりにも腹が立ったし、
何か頼んでも遅すぎて、新幹線の時間が気になるしで、
「もう店出よう!」と仲間と言い合い、レジに行って、
「一人ずつ別々に会計してくれます?」と言ったら
「お会計は一緒に払って下さい」って、本当に上から目線だったし、たったあれだけしか食べなくても結構値段高いのに腹立たしかった。
「殿様商売だよね、だまってても駅の構内の牛タン屋は売れるからいい気になってる!」って私達は不満たらたら。
頭に来たんで、駅のコンビニみたいな店で缶ビールとおつまみ買って、新幹線の中で憂さ晴らしすることにした。
新幹線に乗るまでちょっと時間があったので駅の外で風に当たっても牛タンの臭いが夜空に漂って複雑な気分だった。
新幹線に乗って、あとは適当に話ししながら私はチビチビと・・・
後ろの席には指揮者含め日本酒好きが三人いて他の客の手前、遠慮がちに賑やかだったが・・・
でも新幹線は早い、12時前には新青森駅に着き、迎えに来てくれた夫の車でやっと夜中に家に着いたのだった。
今年の大会のお土産のキューピーのドレッシングはゴマのドレッシング。
昨年の黒コショウドレッシングはまずかったので今も残ってて捨てるつもり。
今回のはシャブシャブにでも使えるかな?
キューピーと朝日新聞がこのおかあさんコーラスのスポンサーなのだ。
さて、8月27日、28日の二日間にわたって、青森市のリンクステーションでいよいよ全国大会だ。
14年前の若い頃、我団体は30名以上もメンバーがいて、その時に初めて全国大会に出場したのは東京の文化会館だった。
あの緊張と嬉しさに比べたら、今はなんか気が抜けているが、なんたって地元でホームグラウンドなので、地元の合唱連盟の仲間たちやお友達が見に来てくれるという応援の強みはありそうだ。
全国大会はメンバーは欠席しないはずだし、もう少しエネルギッシュな演奏ができることだろう。
ただ歌うだけじゃだめだ、振付した方がいいという意見もあったが・・
歌がそのせいでおかしくなる心配もあるし、さて、どういうふうに全国大会に修整するのか、今回の審査員の講評が後日郵送されてくるそうだが、待ち遠しいところだ。。