ソウルで2泊後、昨日の夜、プサンに移動。今日の午前中はプサンの山中の村で、黒ヤギのプルコギやマッコリの醸造場を取材しました。滋養強壮料理として知られる黒ヤギは思いの外、事前に漬け込んだタレの味が広がり、おいしい料理でした。この村のマッコリも、韓国で唯一、伝統酒としての指定を受けているマッコリとして知られ、普段、口にする甘ったるいマッコリとは違い、酸味基調の酒好きでも美味しいと思えるマッコリでした。いかんせん、保存料も何も使っていないので、美味しく飲めるのは出荷後10日間のみとのこと。この村でしか販売されておらず、プサン市内でさえ手に入らないそうです。それでも、夏場のピーク時は1日に1万本も売れるとのこと。
ちょっと取材の合間に時間が空いたので、今は街中のPCバーでこのブログを書いています。ソウルではワインバーに行く機会もありました。韓国は相変わらずのワインブーム。ロッテ百貨店のワイン売り場も拡充され、天地人のルー・デュモンのワインさえ何種類かおいてありました。ソウルでベストセラーになっていると聞いていたワイン漫画『神の雫』も翻訳版が書店に平置きされ、なんと13巻まで揃っていたのにはびっくり。夜には人気のワインバーをちょっと覗いたのですが、ほぼ満員の大盛況。しかし、グラスワインはなく、一番安いボトルは、ロバート・モンダヴィのウッドブリッジ・ジンファンデル2006。それがなんと5千円。楽天では千円前後で買えるワインです。が、仕方ないので、それを注文。二人でボトル一本も飲むにはちょっと甘すぎますが、それでも千円としてはまぁまぁのワイン。しかし、5千円はないだろうという感じです。ワインバーの客層はさすがに中年以上か、ちょっと無理したカップルがほとんどで、料理もたいして頼まずに、チーズやフルーツの盛り合わせを頼んでいるぐらいでした。それにしても、あまりの高さに、ソウルでワインバーに行く気はますます失せてしまいました。
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