CO2を海底の地層に閉じ込める技術
環境問題です。 先日の日記のコメントで成年Aさんから、Co2の海底地層閉込め技術と下記のページについて、教えていただきました。NHK解説委員室ブログ「二酸化炭素を地下に閉じ込める」●Co2の地下閉じ込め技術 この技術は、石油や石炭などの化石燃料を燃やしたときに発生するCo2を、深い地層中に封じ込めてしまおうという技術です。 Co2排出の問題というのは、地下に埋蔵されている化石燃料を燃やしたときに、化石燃料の中に固定化されていた炭素からCo2が発生してしまう問題ですから、そのときの発生Co2を海底の地層に戻してしまえば、Co2排出の問題はかなり解決に近づくと思います。 そう思って新聞を見ていたら、数日前の朝日新聞の記事でも紹介されていました。その記事によると、泥岩層か岩泥層と呼ばれる層は気体も液体もとおさず、その下にCo2を閉じ込めておくことが可能だそうです。日本の領域内でも、かなりの量を閉じ込めておける場所があるとか。 日本の年間12億から13億トンのCo2排出のうち、1億トンは火力発電所からの排出です。そこにこの技術が適用可能性あるそうです。もし半分の0.5億トンに適用できれば、Co2を4%減らすことができるわけです。 少なくとも2100年の破局を先の時期に遅らせることは可能ではないかと思います。●政府の取り組み 少し調べてみると、 昨年のニュースで中央環境審議会にこの問題に関連する諮問を環境大臣が行なっていることがわかりました。 当時の環境大臣が2006年9月12日、地球温暖化対策として二酸化炭素を海底下の地層に貯留する場合の海洋環境への影響防止策を中央環境審議会に諮問したそうです。これは、06年10月開催予定のロンドン条約96年議定書締約国会議で定める「投棄可能な廃棄物」に、海底下地層に貯留される二酸化炭素を追加することを内容とする議定書改正案に準備した諮問だそうです。●感想 人間が作り出す危険な原子力廃棄物の地下閉じ込めと異なり、危険性の少ないCo2で、しかも地下から発生したものを戻すのですから、うまくいけば安全・持続的な技術になるのではないかと思いました。 このあたりの情報として、現状がどうなっているか、もっと調べてみたいと思います。いい材料が見つかると嬉しいですね♪