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Shige & Happy の 気まぐれ写真日記

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Shige&Happy@ Re[1]:実践しているデンタルケア(12/24) mabo400さんへ 一旦始めると、毎食後やら…

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2014/02/19
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日本はどう報道されてるか

 「ドイツで、日本と東アジアはどう報じられているか」(川口マーン惠美:祥伝社文庫 2013年9月)を読みました。東日本大震災に関する部分は、前に読んだ同じ著者の「住んでみたドイツ 8勝2敗で日本の勝ち」(講談社a文庫2013年 8月)と重複している部分もありました。

 地震のあったとき、私はちょうど日本にいた。2日もすると、ドイツから悲痛なメールが入りはじめた。「すぐに帰ってこい」「チケットが取れないなら、こちらで手配する」云々。日本で私がフォローしていた限りでも、確かにドイツメディアは、日本列島全体がまもなく放射能の雲に包まれてしまうかのような、パニック報道をしていた。
 中略
 このころ「ZDF」(ドイツ国営放送)は、「首都圏の住民3800万人がまもなく逃走しはじめると、南へ向かう経路は1本の主要鉄道と数本の幹線道路があるだけなので、大混乱が起こるだろう」と不吉な予言をしていた。しかし、私の知る限り、東京では、彼らの言うエクソダス(旧約聖書の出エジプト記に出てくるユダヤ人の大量国外脱出)が始まる気配も前兆もなかった。ちなみに、深刻な面持ちで地図まで見せてその報道をしたジャーナリストは、翌日にはすでに大阪のスタジオから生中継(!)していたので、何のことはない、彼自身が道の混まないうちに逃走したらしかった。

 これは、環境問題に敏感なドイツのマスコミらしい報道だとは思います。しかし著者も書いているように、日本のマスコミも国民も、事故の重大さを受け止めながらも冷静な対応をしました。先を争って日本から出国したのはドイツ人と中国人だったと著者は書いています。

川口マーン恵美140219
(ドイツは脱原発に政策転換しましたが、著者はその実現性には数点の疑問を呈しています)

 長年ドイツに暮らしている著者から見れば、ドイツメディアの日本や東アジアに関する報道には「驚き呆れ失笑する」ような記事が多いと書いています。その反面、中国に対する報道は極めて好意的で、何と多くのドイツ人が「尖閣諸島は中国領」と考えているそうです。

 尖閣や竹島、日中・日韓の歴史問題に関する記事は、どれも大差ない。ほとんどが中国・韓国の言い分の鵜呑み、日本側の主張の完全無視、しかも著しい事実誤認から出来上がっているといっても過言ではない。

 この原因としては、中国や韓国が世界各地で展開しているプロパガンダの影響があると思います。先日、アメリカのニュージャージー州議会で、教科書の「日本海」という表記に「東海」と併記することを求める議案が議決されました。これは当地の韓国系団体の政治的圧力によるものです。このようなプロパガンダを、中国はドイツで大いにやっているのです。

 日本人の「協調と和を優先して自己主張は慎む」という伝統的な美風が、国際関係の中では意味を持たないし、結果的には不利益につながるといい見本だと思います。著者は異国ドイツにあって、そのことにジレンマを感じ警鐘を鳴らしているのです。

 著者はあとがきで「個人レベルでは、日独親善はちゃんと機能する」と書いています。しかし、日々反日的な報道に触れているドイツ人は、日本人が思っているほど親日的ではないということも踏まえておく必要があると書き加えています。

 青文字「ドイツで日本と東アジアはどう報じられているか」よりの引用部分






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Last updated  2014/02/24 07:40:17 PM
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