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テーマ:読書(8579)
カテゴリ:最近読んだ本
アンチハリウッドの視点で書かれた映画評論 この本で取りあげられた映画はかなり古い映画が多いです。多くは辛口の批評ですが、著者の「ヨーロッパ映画大好き」という気持ちが伝わってくる映画評論です。 ハリウッド映画しか知らない人にはちょっととっつきにくいでしょう。しかし読んでみると、たまにはフランス映画やイタリア映画も観てみようかなと言う気にさせてくれる本です。 「ヨーロッパを知る50の映画」 団塊の世代の人ならば、これらの映画を映画館で観たという人もいるでしょう。団塊世代より少し後の世代の私は、外国映画を映画館で観たという記憶はまずありません。 ここに取りあげられた「ひまわり」、「自転車泥棒」、「道」、「勝手にしやがれ」、「灰とダイヤモンド」、「ニューシネマパラダイス」などの有名なヨーロッパ映画も、私はみんなDVDで観ました。まあ、住んでいるところが田舎ということを言っているようなもんですが…。 この本は基本的にネタバレバレです。はじまりがどんなシーンで、タイトルがどんなタイミングで出て、登場人物の名前から俳優の名前、筋書きの展開に至るまで丁寧に解説してあります。 この本を読んでいると、あーあそんな意味だったのかと、昔観た映画を思い出したりします。だから、まだ観ていない人にはあまりお勧めできないかも知れません。 「メッセージ?」 でも、きっとこの本を読んだらヨーロッパ映画のことが好きになるはずです。厳選された50本の映画は、ヨーロッパ近代史のひとこまでもありとても興味深いものがあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014/06/15 12:22:08 AM
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